カリスマFP江上治の人生に勝つ働き方

“稼ぐ”とは心をつくること

2015.7.10

ビジネス

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できればお金を稼ぎたい。でも普通のことをやっていても大して稼げない。じゃあ、普通じゃないことってどんなことなんだ? カリスマFPの江上氏が”稼ぐ”ためのヒントを教えます。

なぜドンペリは高いのか?

皆さん、ドンペリを飲んだことありますか? 酒屋で買ったら3万円くらいするシャンパンです。一方、”ドンペリもどき”なんていうのもあります。買ったら3千円くらい。同じ場所で造っているものですし、味をみてもね、大して差があるとは思えません。なんで同じシャンパンなのに10倍違うのって感じですよね。

何が違うのか聞くと、「ブランド力」と答える方がいます。じゃあブランドって何ですかね? シャネルとかヴィトンとかボッテガ・ヴェネタとか、何であんなに高いのか。世間一般では信頼とかいわれますね。信頼とか、信用。これが、皆さんが生きる上でのヒントになります。それは人生で一番大事なことです。

稼ぐには自分の値段を決めること

給料には歩合給、能力給、存在給などいくつか種類があります。そのなかでどれがいいかというと……能力給は正直きつい。フィジカルな分、限界がある。歩合給もそう。ところが存在しているだけでもらえる存在給っていうのは、自分自身にいくらって値段をつけられます。それは、自分の存在を認めるってことです。この値段じゃなければ来なくていい、みたいな。

一番いい例が神社。神社は働いていますか? 頑張っていますか? 頑張ってないですよね。でも、広島の宮島に行ったら大変なことになっている、人でいっぱい。私もいつか神社になろうと思うけど(笑)。

だいたい、自信がない経営者は、自分の持っている商品とか自分自身に対して、値下げをして気を引こうとします。でも、圧倒的な自信がある経営者は値下げしません。一旦値段を下げると苦しいですからね。

あるとき、私のところに相談に来た方で、2,000円くらいでコース料理を提供していて、「飲み物で稼ぐ」とかわけわかんないこと言っていた。それで結局、赤字なんです。客が来なければ、何しても赤字です。

でもお客さんが来ないからといって2,000円で提供している料理を10,000円には値上げできません。いきなり5倍には。安いものを売っていたら、お客さんがそれに慣れてしまって「ここは安売りの店」という認知をするんです。レッテルを貼るんです。これがブランド。

実は、高い料金をとるのは自分の気持ち次第なんです。お客さんを自ら選べて、自ら値段をつけられるっていうのがブランドなんですね。皆さん自身はかけがえのない存在。世界中で一人だけですから。で、自分の値段をつけているのは自分だと思ってください。そこさえわかっていれば、まず勝てます。

江上氏
自分の人生に対して素直な人が勝つんですよ

目指せ! 年収3000万円

世の中の人は、「格好いいお金持ち」「格好悪いお金持ち」「幸せな貧乏人」「不幸な貧乏人」の4パターンに分かれます。

私の講座に来る人は、「幸せな貧乏人」が多いです。年収でいうと500万円~1000万円くらい。明日のお金には困ってないですね。「格好いいお金持ち」っていうのは、使ってもお金が減らない人。むしろ与える人。「格好悪いお金持ち」っていうのは結構多いんですけど、人の物を奪う人。「幸せな貧乏人」っていうのは、自分のお金には困ってないけど、もっとお金があったら人を雇えるのに……とか人に貢献するためにはもっとお金がいる人。

あとね、「不幸せな貧乏人」っていうのがいる。これは、起こったことすべてを人のせいにする。社員が悪いとか、取引先が悪いとか。運がホントに悪くなるから、話すのはやめておきます。

稼げばお金に囚われなくなる

だいたいね、年収3千万円くらいあると、生活に困らない。だって月収300万円でしょ。3~4年で1億円貯金できます。あとはそれで中国で不動産投資とか、債券を買うとか、年利7%で投資に回せば、不労所得で年間700万円入ってくる。お金にはもう困りません。

そうすると、お金に囚われなくなる。まずその状態をつくれるっていうのがベスト。あとは、そこから上にいくかどうか。稼ぐっていうのは、お金に囚われない心の状態をつくる(整える)ことなんですよ。

稼ごうと思ったら、やり方があるんです。まずこれを知らないと、そこまでいきません。一つは、自分の存在を圧倒的に認めるってこと。自分の自信があるところでね。

自分の人生に対して素直な人が勝つんですよ。もっと自分は社会的に存在があるとか。自分がやっていることは誰にも負けないんだとか。お金がいくら欲しいとかね。他人じゃなくて、”自分に対して”素直な人が勝つんです。そこがすごく大事です。