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編集長ブログ

宇野常寛氏の「スッキリ!!」降板に思う

2017.09.05

社会

2コメント

評論家(?)の宇野氏が
日テレの「スッキリ!!」を降板させられたようだ。

元々、テレビのコメンテーターの
当たり障りのないコメントは
そのほとんどが、専門知識もない
くだらないものだと認識していたので、
参考になるものなどないと思っていたし、
そもそも腰を入れてみることはほぼない。

そんな中で、宇野氏のコメントは
確かに異質だと感じてはいた。

本人に会ったことがないので、
評論は避けたいが、そのポリシーは別にして、
この報道が事実であるなら、由々しき事態だと感じる。

そもそも、テレビなどそんなもので、
最初から期待などしていないが、
放送法に守られて、国から公共の電波を授かっているのに
報道機関としての自覚はあるんかいな?
とつくづく思ってしまう。

しかも、局側の意図の通りに発言して欲しいのなら、
初めから、そのような人を選び、言い含め、台本を用意すればよい。
(というか、台本はあるのだが)

僕も何度かテレビに出演したことがあるが、
そのほとんどが台本に基づいたものだ。

生放送で僕に勝手に喋らせたら、
それこそ、言いたい放題で大変なことになるのは
多少の自覚があるから、それでもいいんだけど。。。

とはいえ、自分の意に沿わない発言をせよ、
と言われたら、他の方に依頼してください、と言うが。

歴史観は別にして、日テレの対応に関しての
宇野氏の意見は至極真っ当だと思うし、
貫いて欲しい。

というか、そもそもテレビの放送に
期待を抱く方がもう終わってるだろ。

いつまでも辞めない老害人間がトップに居座り
その顔色を窺う局や、
スポーツ放映なのに、
全く関係のないジャニーズさえ出せばいいと考える局、
チャリティを売りにして、
視聴率を稼ぎ、潤っている局、

そんな輩に志のある物など作れない。

テレビ放送が始まった頃は
映画界の方がテレビを馬鹿にしていたのと同じで、
既に、テレビの役目は終わって(変わって)、ネットの時代だろ?

ネットも玉石混淆ではあるが、
明らかに時代は流れている。

自分もおもねらないように頑張ろうっと。

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2コメント

oumy

その通りですよね。
新聞は悪い感じで色が出てると思いますが、、。
ネットも最近ではSEO対策に忙しくて「どんな記事が面白いか、反響があるか」ということよりも「検索され易いか、見つけてもらい易いか」に寄っている傾向があるのかなと感じてます。
同じような記事が検索上位に上がってきて、本当に欲しい情報は埋もれていて探すのが大変な感じです。

2017.09.05 11:56 pm

jigo.

森達也さんが編集長との対談で言っていた、まさに「企業として大きくなることは、メディアとしては明らかに退化」。スポンサーとかのことを優先して考えているのでしょうね。サラリーマンとしては正しい行為なんでしょうが。。。各局が同じような内容を報道するよりも、“色”がはっきり出たほうが視聴者も見やすいんですけど。

2017.09.05 10:39 pm

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佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

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