×

編集長ブログ

北朝鮮の暴発頻発

2017.09.06

政治

3コメント

北朝鮮はついに6回目の核実験を行った。
しかも、水爆実験だとも言われている。

核実験が米国との間の(軍事衝突が起こる)レッドラインだと
専門家たちは言っていたけれど
あっさりと破られた形だ。

取ってつけたように、アメリカの足元を見てる、
とか、見透かしているから、など後付けで
北朝鮮関係の「専門家」と言われる人達が
講釈を垂れているが、ほんまかいな?

誰も、金正恩氏に会って話など
聞いたことがない(日本の首相や、アメリカ大統領さえ)のだから、
本音などわからない。

勝手な憶測でモノを言ってるだけ。
そりゃ、多少は人よりその知識は
長けているのかもしれないが、
ここまで、北朝鮮が暴発を繰り返したら
評論家(もう、専門家とは言わない)の
言うことなど当てにならない。

北朝鮮は瀬戸際外交で、
アメリカとの対話を望んでいる、
みたいな意見が多数あるが、
ホントにそうだろうか?

僕の勝手な推測だと、そんな高度なテクニックを駆使してるとは思えない。

叔父である、当時ナンバー2だった
張成沢(チャンソンテク)氏を公開処刑したり、
義理の兄である金正男氏を殺害(認めてないが)するなど、
裏にどんな事情があるのかわからないが、
疑心暗鬼で、人を信用できない、世間知らずの臆病者にしか見えない。

自らの権力基盤を侵しそうなものは
全て破壊する、そんな行動をとっているだけだろう。

大体、レッドラインを超えたのだから、
もう、瀬戸際じゃないし。

アメリカとの交渉とか、そんなことは考えずに、
とにかく、自分の力を誇示して、
「ほら、俺と喧嘩したら痛い目見るぞ。知らないよ」

という子供だ。

だから、どういう行動に出るかは全く予測がつかない。
常識、というものが通じないのだから。

ロシアや、中国は、いくらアメリカが圧力をかけようが、
北朝鮮をほんとに暴発させるような行動はしない。

北朝鮮がアメリカと対峙している限り、
自分(中露)たちの存在が重要だとわかってるから尚更だ。

北朝鮮が核保有国になって、自分たちにもたてついてきたら別だが。

金正恩氏もそうだが、トランプ大統領も常識が
かなりずれているから、どうなるかはわからんが。

予想しろ、と言われても、価値基準の違う人種が取る行動は全くわからない。

恐らく、どのような圧力をかけようが、
彼らは、なりふり構わず、自分の権力基盤を守るための行動をとる。

無責任なのは重々承知だが、
適当なことも言えないので、
ミサイルが飛んでこないことを祈るしかない。

前のページ

宇野常寛氏の「スッキリ!!」降板に思う

次のページ

議員の不倫問題に思う

3コメント

jigo.

北朝鮮が求めているのは一撃かますことじゃなくて、国として認められることでしょう? 実害が出た時点でアメリカは攻撃する大義を得るから、その瞬間に北朝鮮は無くなるとなればその選択肢は無い。日本に向けて撃たれた後に何ができるかなんて、ホントに危機感を感じていたらやることは防衛じゃなくて攻撃力を奪うことなんじゃないかな。

2017.09.06 11:43 pm

oumy

密輸でどうにかなるレベルの経済制裁ではないそうですね、このまま放っておいたら自滅という声もありますが、自滅するぐらいなら最後に一発or脅迫外交に走る未来が見えますね。
ミサイル発射から7分で日本に着弾。
Jアラートが鳴ってから3分で着弾。
とされていますが、この間に何ができるんでしょうか。

2017.09.06 11:16 pm

jigo.

ロシアも中国もアメリカ見てるから、これ以上経済制裁が効かない北朝鮮はもう誰も止められないと思う。実行可能な核兵器を持つのは時間の問題。小林よしのり氏も対話による和平は寝言だって言ってるけど、結局それは軍による圧力しかないってことだったし、日本ができることは無いなと思う。ただ、核兵器を持った北朝鮮は、核を盾に外交するのか?脅迫外交。それを許したら金のない国はみんな真似をするようになってしまうなあ。

2017.09.06 7:42 pm

政経電論の新着記事

  • 「医師の働き方改革」にも寄与 医療現場を革新する医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」

    2023.12.14

  • パラスポーツのサポートを通じて次世代が活躍できる環境を【三菱商事の社会貢献活動50年】

    2023.12.1

  • ボーダーレス化が進む電機業界と自動車業界【CEATEC2023】

    2023.11.30

  • 物流・運送業界の労働時間問題に挑む、自動運転レベル4のダンプカー

    2023.11.24

  • クルマを超えた「モビリティ」 自分に合った乗り物を探す時代へ

    2023.11.24

佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

新着記事︎

  • 女性局フランスへ

    2023.08.04

  • シーリング効果

    2022.12.07

  • ロシア産原油輸入に上限価格設定

    2022.12.05

  • 記事一覧へ

カテゴリー

RSSフィード