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急がば坐れ!~全生庵便り

山岡鐵舟が幕末・明治維新の際、国事に殉じた人々の菩提を弔うために、明治16年に建立した禅寺、全生庵。多くの政治家や経済人が禅を組みに来る寺として知られています。この連載では、七代目・平井正修住職から禅の心得を学びながら、仕事や日々の生活をより良くおくるための術を探ります。

臨済宗国泰寺派全生庵
七世住職

平井正修ひらい しょうしゅう

写真/片桐 圭

1967年、東京生まれ。1990年、学習院大学法学部政治学科を卒業後、2001年まで静岡県三島市龍澤寺専門道場にて修行。2002年より現職。2016年4月より日本大学危機管理学部客員教授として坐禅の指導などを...

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平井住職が若いときに修行したお寺には、改心のために連れてこられる非行少年がいたそうです。ひと夏を通して彼が心を入れ替えることができたかは定かではありません...

急がば坐れ!~全生庵便り

2021.8.12

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全生庵(東京・谷中)の平井住職から禅の心得を学びながら、仕事や日々の生活をより良くおくるための術を探る本連載。今回のテーマは「不安や恐怖との向き合い方」で...

急がば坐れ!~全生庵便り

2020.6.29

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平成29年度の全国児童相談所における児童虐待相談対応件数は過去最多で、統計を取り始めた平成2年度から27年連続で増加しています。また、昨年一年間に全国の警...

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2019.3.22

節目をきっかけに“新しい気持ち”になる

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2019.1.1

依存を遠ざける方法:人はなぜ何かに依存するのか

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今年6月、世界保健機関(WHO)は「ゲーム障害」を正式に疾病として認定しました。現代はゲームに限らず、ギャンブル、お酒、ドラッグ、恋愛など、さまざまな「依...

急がば坐れ!~全生庵便り

2018.12.26

ボランティアに求められる精神的基盤とは

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1995年に発生した阪神・淡路大震災以降、災害ボランティアは周知されるようになり、今年の夏も日本各地で発生した自然災害の被災地へ、多くのボランティアが赴き...

急がば坐れ!~全生庵便り

2018.10.22

「謝罪」は恋愛と同じで相手に伝わらなければ意味がない

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芸能人の不倫や政治家、企業の不正、不祥事。最近はテレビやネットを通じて、毎日のように誰かが頭を下げる姿を目にします。SNSが普及したこの時代、小さなイベン...

急がば坐れ!~全生庵便り

2018.7.11

自他の違いを認識すれば「世代間ギャップ」は武器になる

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フレッシュな新入社員が、ようやく会社に慣れ始める5月。上の世代、下の世代問わず、この時期はとかく「世代間ギャップ」に悩まされることがあります。「バブル世代...

急がば坐れ!~全生庵便り

2018.5.14

「武器」は攻撃するためのもの? 守るためのもの?

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銃規制が進まないアメリカ。2017年にはラスベガスで59人が死亡した史上最悪の銃乱射事件が起き、2018年2月にはフロリダでも多数が死傷した銃乱射事件が起...

急がば坐れ!~全生庵便り

平井正修

2018.2.23

人と人との関わり合いが無ければ「教育」は成り立たない

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人口減や生産性向上の課題、多様性の浸透もあり、「教育」が注目されることが増えました。1990年代の「ゆとり」など、日本は失敗とされる教育方針を出しながら、...

急がば坐れ!~全生庵便り

2018.1.9

平井住職に聞く「不易流行(ふえきりゅうこう)」 変わることができる強さ

平井住職に聞く「不易流行(ふえきりゅうこう)」 変わることができる強さ

「不易流行(ふえきりゅうこう)」とは、いつまでも変化しない本質的なものを忘れないなかにも、新しい変化を取り入れていくこと。松尾芭蕉が提唱した、本来は俳諧の...

急がば坐れ!~全生庵便り

2017.11.15

「争いのもとは自分の心の中に」全生庵・平井住職と「平和」の意味を考える

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「平和」は「戦争」と違って目には見えないので、定義が難しいと全生庵の平井正修住職は言います。響きが良いので、「平和のために」「平和を追求して」とよく言われ...

急がば坐れ!~全生庵便り

2017.8.10