累計9.4万人超のカラダを変えたRIZAPが法人向け健康セミナーでビジネスマンの生活改善にコミット

2017.11.22

ビジネス

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累計9.4万人超のカラダを変えたRIZAPが法人向け健康セミナーでビジネスマンの生活改善にコミット

個人の健康意識が高まる中、企業でも自社の社員の健康管理に気を配る傾向が強まっている。人々の“理想のカラダ作り”をサポートするRIZAPでは、企業で働くビジネスマンを対象とした健康増進プログラムを展開。肥満や体調不良の改善を目指し、高パフォーマンスを引き出すRIZAPメソッドとは――?

RIZAP株式会社 ヘルスケア事業推進ユニット ユニット長

松崎主税 まつざきちから

米国大学で筋運動学を学び、都内のスポーツクラブで著名人を指導。その後、病院でトレーニングを通して疾病・介護予防を地域住民に行なう。
現在RIZAPで海外と医療の分野で活躍中。

RIZAP株式会社 RIZAPパーソナルトレーナー

遠藤優奈 えんどうゆうな

神奈川県相模原市出身。東海大学体育学部体育学科卒業。
RIZAP株式会社に入社後、パーソナルトレーナーとして、200名以上のゲストを担当。横浜店、関内店、藤沢店に勤め、店舗運営にも携わる。

“自己管理のできない人間は仕事ができない”が日本でも常識化

実力主義のアメリカでは、生活習慣病の2大リスクでもある肥満と喫煙は出世を遠ざける要因として特に敬遠されている。健康を損ね、労働意欲の低下を招き、遅刻や欠勤に繋がる可能性の高い社員には、責任ある仕事は任せられないからだ。

近年、そういったアメリカ式の考え方が、日本でも定着しつつある。書店にはビジネスマン向けのダイエット本や、パフォーマンスを上げる食事法などの自己啓発書が並ぶ。社員食堂に野菜料理や低カロリーメニューを増やすなどの取り組みをする企業も出てきた。これからの時代、経営者にとって社員の健康マネジメントは大きな課題のひとつだ。

そんな時流にあって、今年4月、ボディメイクのプロフェッショナル「RIZAP」が法人向け健康セミナーのサービスを開始した。依頼を受けた企業にトレーナーが出向き、健康改善のための各種プログラムを提供する。

セミナー責任者の松崎主税氏は言う。

「RIZAPでは、これまで累計9.4万人以上にダイエット指南をしてきました。体重を落とすことにコミットする中で、付随的に血糖値や血中コレステロール、血圧など健康数値の改善が見られるようになったのです。これをより多くの方たちに還元できないかと考え、従来の1対1の指導から発展させる形で、1対大勢へのセミナーを始めました」

明日から実践できる“結果の出るプログラム”を提供

本セミナーのコンセプトは、“結果の出るセミナー”だ。結果とは、“明日から実践できる生活改善”を指す。楽しく参加する中でカラダへの意識を変え、日々の行動に移せる実践型プログラムを提供している。プログラムの構成は90~120分のうち60分が講義&ワークショップ、残りがトレーニングだ。すでに大手企業をはじめ150社以上で採用され、満足度は90%以上。多くは企業の人事労務や組合からの要請だ。

「昨今は健康経営が注目されて、さまざまな取り組みをする企業が増えています。しかし、なかなか社員に響かないという悩みをよく伺います。医師などを招いて講座を開いても、参加者が10名そこそこで……というお声もよく聞きます。その点でいえば、当セミナーでは50名や100名の方が集まってくださいます」(松崎氏)

さらに継続して受けたい場合は、3カ月(全8回)のコースがある。ある企業で行ったケースでは、20人の参加者で離脱者ゼロ、平均3%の体脂肪減など、上々の成果が出ている。ほかに、栄養面やカロリーに配慮したヘルシー弁当を宅配するサービスも検討中である。

実際のセミナーに潜入 そこで見えてきたものは…

1対1をノウハウの要としてきたRIZAPが、対大人数の健康セミナーで“結果を出せる”のはなぜなのか。その秘密を知るべく、実際のセミナーを訪問した。

この日の担当は、遠藤優奈トレーナー。参加者は約40名。※全体の流れはタイムスケジュールの通り。

まず、各自ワークシートを使って日頃の生活習慣を振り返る。「階段はほとんど使わない」など10の設問に〇×で答えていくと、普段の行動が自覚できる。それを隣の席の人と報告し合い、意見交換をする。参加者からは互いに共感しあう声が上がった。

続いては、心のメカニズムについてだ。行動を変えるために必要なスイッチの入れ方や、ダイエットを続けて行くためのポイントが心理面から解説される。「医者に注意された」などネガティブな動機で始めたダイエットは、改善することがゴールになってしまうが、「カッコよくなりたい」などポジティブな動機で始めたダイエットは、目標以上の結果が出やすいという。

さらに、RIZAP独自のメソッドが「食事編」「習慣化編」「運動編」で公開される。「食事編」は、食べ方のコツからおすすめのメニューまでをクイズ形式で学べる。「習慣化編」は、最新のダイエット情報や誤解されがちな健康知識など。「運動編」は、実際にカラダを動かしてのトレーニングだ。この日は、レベルを変えた2種類のスクワットが紹介された。

「トレーニングでは、やってみて楽しい!私にもできる!これなら続けられそう!と思ってもらえることと、少しの時間でも効果が実感できることを大切にしています。メニューはその日の全員の方々の様子を見ながら、ギリギリの負荷に調整します」と遠藤トレーナー。

全体を通して学びが多く、活気に満ちた120分。参加者の顔つきからは、満足感とダイエット意欲の高まりがにじんだ。

参加型&パートナーと一緒だから続けられる

本セミナーの特長は、ワークシートやグループワークなど参加型プログラムを中心にしていることだ。自分で一度体験してみることで、日常生活への落とし込みや応用がしやすくなる。また、隣の人とのトークタイムがセミナーの折々にあり、積極的な意見交換が行われる。

「セミナーには同じ悩みをもつ“仲間”がいます。ここがマンツーマンとは違うセミナーならではのポイントです」と遠藤トレーナー。この日出会ったペアはその場限りではなく、生活改善を共にしていくパートナーになり得るという。普段なら仲良くなった人とは「飲んで帰ろう」となるところ、パートナーとは抑制し励ましあう関係性になるというのも興味深い。

さらに、食事だけ・運動だけを単体で扱うのではなく、1回のセミナーで両方を学べる点も他サービスとは違う。食事から改善を始めても、運動から始めても、両方同時に始めてもかまわない。

このように、本セミナーには「やってみようかな」「これならできる」という小さなフックがあちこちに散りばめられている。

「やらなきゃいけないけど、一歩踏み出せないという方の背中を押すのが、私たちの健康セミナーです。マンツーマンのトレーニング同様、法人・自治体それぞれの悩みや要望に向き合い、寄り添います」

健康なカラダは、夢を叶えるためには欠かせないものだ。「社員みんなで元気に」を合言葉にすれば、きっと大きな夢に近づけるに違いない。

 

▼タイムスケジュール

①Shareタイム

隣の席の人と意見交換、トークタイム

 

②ワークシートで生活習慣の振り返り

・○×で健康に対する意識を知る

・具体的な病名に当てはめて、生活習慣病を解説

・体質改善にまつわる事例紹介

・ライフプランの設定

 

③心のメカニズムを知る

・人が動くための動機とは

・「ネガティブな動機」と「ポジティブな動機」

・“結果にコミットする。”ための要因

 

④RIZAPメソッドの秘密

・「食事編」食事の知識

・「習慣化編」意外と知らない事実

・「運動編」体験トレーニング ※自宅でできるトレーニング含む

 

⑤まとめ

習慣の秘訣、続かない理由、モチベーションの維持、パートナーについて、など

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