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がん治療の選択は生き方の選択 第1回:医師としての思い

2017年09月29日
読了時間: 5分00秒

病院でがんと診断された場合、進行や転移の状況に合わせて、手術、抗がん剤、放射線の"3大療法"と呼ばれる標準治療法で治療計画が提示される。しかし、病期(ステージ)が進むにつれて、薬用耐性や副作用、治療による患者の体力低下等の要因で治療の幅が狭められることも少なくありません。

そんななか、"第4の治療法"と呼ばれる「免疫療法」を視野に入れることで、治療に新しい可能性を見ることもできます。つらいがん治療で大事なのは、がん患者が自分の生き方を見据えた上で治療を選択できることではないか――。がん免疫療法を専門とする湘南メディカルクリニックの阿部吉伸院長が、「がん治療」をテーマに語る連載コラム第1回です。

阿部吉伸医師湘南メディカルクリニック新宿院 院長
阿部吉伸 (あべ よしのぶ)
1965年、富山県生まれ。1990年、富山医科薬科大学(現・富山大学医学部)卒業。1994年、同大学院修了。その間、パリ第12大学アンリーモンドール病院心臓外科留学。医学博士。厚生労働省、外務省に計15年所属し、国家公務員として海外で医療に携わる。家族のために日本で生活することを検討していたところ、SBCメディカルグループ総括院長・相川佳之と出会い、2015年に湘南メディカルクリニック新宿院の院長に就任。免疫細胞療法と免疫チェックポイント阻害剤を組み合わせたがん治療に心血を注いでいる。

さまざまな経験が、幅広い提案を可能にする

「免疫療法」は、"3大療法"に続く"第4の治療法"として世界的にも注目を集めています。当院でも免疫療法を行っていますが、私自身はがん治療と向き合うに至るまで紆曲ありました。

地元富山の医学部に合格し、大学院を卒業後はパリに留学。心臓と血管外科分野を専門に学びました。その後は外務省に勤め、海外で医療に携わってきました。

日本に帰国後、専門外ではありましたが、「医療は日々進歩」と言われるなかで、がんだけが死亡率を下げられない現状をどうにかしたいという気持ちが強くなり、"途中で諦めず最後までやり通す"という信念のもと、がんの死亡率と正面から向き合う覚悟を決めたのです。

変わらぬ思いと変える未来【知る人ぞ知るすごいがん治療vol.2】

患者さんよりも、先に席を立たないと決めている

一般的な病院では検査に時間をかけたとしても、診察時間は3分~5分程度しか割けないことがほとんどだと思いますが、当院では、たとえセカンドオピニオンであっても初診の30分間を無償で提供しています。

このような時間を設けている理由は、がんという病に直面し、絶望的になっている患者さんの受け皿になりたいという思いからです。治療方針は生き方の選択だと考えているので、とことん疑問に応え、患者さんが「もう大丈夫です」と安心して帰る姿を見るまで、絶対に自分からは席を立たないと決めています。

また、当院を知っていただくために無料の説明会を定期的に開催しています。がん免疫療法についての説明や、当院独自の治療法「アクセル+ブレーキ療法®」の説明、がんに対する考え方、がんとどのように闘っていくかなど、内容はさまざま。がん患者さんはもちろん、ご家族の方や、予防のために聴講される方など、幅広くお越しいただいてます。

質疑応答では標準治療との併用に関する相談など、情報交換の場にもなり、私どもにとっても多様なお話を伺える貴重な機会になっています。

知る人ぞ知るすごいがん治療 vol.1~「アクセル+ブレーキ療法®」

認知拡大を目指して動き出した「アクセル+ブレーキ療法®」の未来 【湘南メディカルクリニックのがん免疫療法vol.4】

湘南メディカルクリニック新宿院の想い

クリニックで働く全スタッフと共有している想いは"患者さんを笑顔にするクリニック"であろうとすることです。来院し治療を受けてからクリニックを出るまでに、笑顔になって帰っていただけるよう、常に患者さんの心に寄り添うことを心がけています。笑うと免疫力が上がるという研究結果も出ているんですよ。

また、患者さんが安心できる医療を提供するために、スタッフには常に技術向上の意識を持つよう指導しています。ES(従業員満足度)がCS(顧客満足度)にも反映され、ホスピタリティの向上にもつながっていると考え、すべてのセクションのスタッフと密なコミュニケーションを心がけています。

医師としての役割

先に述べたように、国内外においてさまざまな現場を見てきた経験や、もともとは専門外だったということもあり、多角的な着眼点でがん治療に向き合えていると思います。

2人に1人ががんを患うと言われる現代において、標準治療のみならず、治療方針の選択の幅を広げることができるよう、患者さんの不安や疑問にお答えし、サポートすることが私たちの担う役割です。

情報過多の現代で"がん迷子"にならないよう、ご自身にとっての最良の手段は何かを患者さんと一緒に考えることができればと思っています。

»湘南メディカルクリニックHP

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