政経電論〈政治・経済を武器にする“解説”メディア〉

経済

放置系マネー術~おそらく最も気軽な投資

電子雑誌「政経電論」第19号掲載
2016年11月10日
読了時間: 04分30秒

メンドクサイ、わからない、関係ない、リスクが嫌。投資をしていない人の、投資に対する印象です。投資なんかしなくても銀行に貯金していたほうが楽だし、安心。そういう考え方をする日本人はとても多い。でも、金利の高かった昔と違って、資産運用としての預貯金にはあまり効果がありません。だからこそ、年金制度が不安視される今の時代、将来を見越して投資を始めている人が増えているのです。

確かに、証券口座を作るのはちょっと手間がかかるし、何に投資すればいいか迷ってしまう......。でもそれも最初だけ。最初に設定してしまえば、後は1・2年でも、さらにはもっと長期間に渡って放置しておけばいいやり方もあるのです。

この企画では、一般常識になりつつある「投資」がどんなものかをレクチャーし、これから投資を始める人たちや、始めたばかりの人たちに向けて、今の時代に適した投資を提案していきたいと思います。キーワードは徹底的に"気軽"なこと!

放置系マネー術 2大要素
・積立投資
・分散投資

投資を避ける人たちの頭にあるのは......

 投資が敬遠される理由のひとつに、【覚えることが多い】というのが挙げられます。株式、債券、投資信託、配当金、指値・成行......挙げたらキリがありません。ここでつまずいて投資をあきらめる人が多いのですが、そういう人は余計なことを覚えようとしているケースがほとんど。実際に必要なことは数える程度です。

◇2000年初頭から使われ始めた"貯蓄から投資へ"というスローガンの下、政府や金融庁は、個人金融資産を投資へと誘導し、2014年から始まったNISAは1000万口座を突破(金融庁2016年3月末)。しかし、2016年現在も日本の個人金融資産の現金・預金は5割超を占め、日本人の貯蓄性向の強さが浮き彫りに。

 また、【判断しなければならない】のが嫌だという人も多い。株式ひとつとっても、いつ、どこで、何を売買するか......。これが醍醐味だという人もいますが、そうではない人にとっては煩わしいだけ。でも、いちいち判断しなくてもいい投資だってあるのです。

気軽な投資はケータイ料金と同じ

 皆さん、ケータイ使いますよね? プランの内容とかものすごく複雑ではありませんか? それでも契約できているのは、プランを把握しているキャリア側がフォローしてくれているからです。

 ケータイの専門家がその人の要望に合ったプランを作成して、契約を取り交わし、機器を提供して、ケータイを使えるようにしてくれる。その対価として、皆さんは毎月(大体)決まったお金を支払っているのです。

 極端ですが、今回提案する「おそらく最も気軽な投資」もそれとほぼ同じです。最初に証券会社の専門家と一緒に投資プランを考え、証券口座など必要なものを用意して、運用を開始するだけ。あとは自動的に商品が購入され、コツコツと資産が積み立てられていきます。

 そのために覚えることはたった2つ。【積立投資】【分散投資】です。【積立投資】とは読んで字のごとく、投資を積み立てること。毎月決まった金額を投資するということです。【分散投資】は、いろいろな金融商品に投資するということです。

 この2つだけは基本的かつ大切な奥義に近いものなので、少し詳しく説明しておきます。

購入価格を抑えられる【積立投資】の魔法

記事に関する意見・疑問はコチラ

コメントガイドライン »

最新の関連記事

最新号 Headline