再増税する? しない? 自民党内で消費税議論白熱

2014.10.23

政治

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2015年10月に予定している消費税10%への引き上げについて、自民党内で本格的な議論が始まりました。
党内でも意見が分かれていて、「社会保障の財源を確保するためにも増税は必要」という推進派の一方、慎重派は「経済環境が変わったために時期を先送りにすべき」と主張。最終的には首相が判断しますが、これらの議論の影響も少なくありません。賛否両論の議論がどこに着地するのか注目が高まります。

ニュースが”わかる”尊徳編集長の解説

Q.社会保障を充実させるために増税することには賛成です。今さら2%くらい増税しても個人消費にはそんなに関係ないと思うのですが、慎重派が懸念していることは何ですか?

A.へ? たいしたことない? 大きいでしょう。

 消費に一番刺激効果があるといわれているのは住宅購入。3,000万円のものを購入したら単純に60万円の増税だよ(ちなみに土地は消費するものじゃないので、土地に消費税はかからない)?

 住宅を購入すれば、家電製品も、周辺消費も派生するものが大きいといわれている。そこが冷えたら、やっぱり消費は冷えるんじゃない?

A.再増税しないとしたら、慎重派は国の借金をどうやって返済するつもりなのでしょうか?

Q.そんなこと考えてないよ。国民に痛みを押し付けるのは次の選挙に不利だと思うから、しないだけ。考えがあるのなら聞いてみたいね。
(佐藤尊徳)
[参考:「消費税増税へ本格議論」(日経新聞3面 2014年10月23日)]

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