東芝は、西田さん、佐々木さん、田中さんの3社長が粉飾決算(会社法違反)で、告発されるかもしれないが、この戦犯は西田さんだ。

でも、元凶はその前の社長、西室さんだと思っている。

そういう流れをつくったし、最後まで相談役として、一定の影響力を残していたからだ。西室さんは、実際に会うと凄く柔らかくて当たりのいい人(杖を突いていて、優しい)だったけど、功名心のすごく強い人だった。経団連の会長になりたかったけどなれずに、その後、東証の会長や日本郵政の社長などをホイホイ受けて80過ぎまで老害を振りまいた。

西田さんは、原発会社のWHを5400億円(だったかな?)で買収し、勝負をかけた。(余談だが、西田さんはイラン人の妻を持つ頭の切れるおっさんだ)。その後、東日本大震災が起こり、原発事業が大きく痛手を負ってしまう。

それを覆い隠すように、不正会計を続けたことがこの度の原因で、経営判断を間違ったときは、直ぐに軌道修正すべきなのに、それを先送りにしてきたのが、経営陣の罪。西田さんと、次の佐々木さん(ずっと独身、、これも余談だが(笑))が、その後、犬猿の仲になり、一枚岩になれなかったのも一因だろう。東芝の従業員は不幸だけど、その会社を選んでいるのは自分だからそれは仕方がない。

「トゥービッグ トゥーフェイル」で、東芝は潰さないだろうけど、資本主義社会において、それはおかしな話だ。潰してしまえばいい!と僕は思う。

銀行は、中小零細を救わずにこのような会社を救おうとする。ほんとに人の金で商売してる意識があるのか!と、言ってやりたい。

それに引き換え、日立の川村さんは見事だった。7800億円の赤字が出た時、子会社から戻され社長になり、事業の再整理をして黒字に戻した。さらに、経団連会長を打診されたときも頑なに固辞し、引き際は相談役に退くという潔さ。かといって日立のことを別に好きなわけではないけど、これが東芝との違いだよな。

今号の巻頭インタビューは、"ジャーナリスト"田原総一朗さんとの対談だった。

▽第16号 [佐藤尊徳が聞く あの人のホンネ]
日本の未来は、暗いのか?~ジャーナリスト田原総一朗×尊徳編集長

田原さんは一度お会いしてみたいと思っていた。
彼は普段は寡黙で、テレビでの熱弁からは想像もできない大人しい方だと聞いていたが、その通りだった。

しかし、いざ対談に入ると、持論をきちんと持ち、伝える力も相当なものだと感じさせる。

いつも思うことだが、戦争を経験した人は、必ずと言っていいほど「国家(権力)」に対して、様々な思いを抱えている。

そして権力は暴走するものだとみんな知っている。

田原さんも同じ思いだ。
ただ、否定して文句を言うだけではない。

田原さんはズバッとモノを言うが、起きた事象に対して肯定的だ。

「今どきの若い者は、、、」などと言わず、可能性のある人達を見出し、期待もしている。
これは、その旺盛な好奇心から様々な人に会っているからだ。

自分の筋があるから、ジャーナリストとして、ここまで支持されているのだろう。

僕も、これほどの影響力を持ち、自分の意見を伝えられるジャーナリストになりたいと心から思った。
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先週、事業構想大学院大学で、湘南美容外科の相川統括院長、
健康コーポレーション・ライザップの瀬戸社長に講義してもらった。

親交のある東理事長に頼まれたからだ。

で、僕も2日続けて聞きに行った。

さすがに、創業して業界トップを走る経営者の話は、
とても参考になるし、感心させられることしきりだ。

院生たちも、授業料を払って夜勉強に来ているので、
真剣そのもの。質疑にも熱が入る。

僕の周りはこのような経営者がたくさんいて、
僕は無料でマンツーマンの話が聞けている。

自慢話をしているのではない。

そんな、人が羨むような状態を全く生かしていないのではないか、
と、話を聞きながら思った。

生き字引たちが目の前にいるのに、
自分は経営者としては全くうだつも上がらない。

いつも偉そうに批評ばかりしているが、
(それは職業なので辞めはしないが)
今度はもっと謙虚に彼らから学んで行こう。

人生いつでも勉強だ。