技術・科学
2021年ノーベル化学賞「不斉有機触媒の開発」を、身の回りの生活に関連させて解説を試みる

2021年ノーベル化学賞が、「不斉有機触媒の開発」の業績に対し、ベンジャミン・リスト(マックスプランク石炭研究所/北大化学反応創成研究拠点・ICReDD)およびデヴィッド・マクミラン(プリンストン大学)の両氏に授与されました。わが国は、この分野の研究・「不斉有機合成化学」のメッカと言っても過言ではな…

プラスチックごみ削減に加速 企業&自治体の取り組み
社会
プラスチックごみ削減に加速 企業&自治体の取り組み

プラスチックが開発されてほぼ100年、軽くて丈夫、安価に作れることから大量生産・大量消費・大量廃棄が常態化し、プラごみが世界中で大きな社会問題になっています。海に流れたプラごみは、さながらスープ状態(これをプラスチックスープという)、やがてマイクロプラスチックとなって生態系にまで悪影響を及ぼします。…

二酸化炭素と水素から都市ガスを生成 親炭素技術「メタネーション」とは
技術・科学
二酸化炭素と水素から都市ガスを生成 親炭素技術「メタネーション」とは

2050年までに実質ゼロの「脱炭素」を宣言した日本。この用語は身の回りの生体も含めた多くの物質が炭素を骨格としてできあがっていることを考えると適切な語ではありませんが、“二酸化炭素の削減”を意味する語として、すでに定着しています。「親炭素」は二酸化炭素の有効利用と表す言葉ですが、最近、二酸化炭素と水…

次世代エネルギー「水素」と「人工光合成」で温室効果ガス完全ゼロへ
社会
次世代エネルギー「水素」と「人工光合成」で温室効果ガス完全ゼロへ

世界が二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出を“実質ゼロ”にする動きを加速しています。日本も、2050年の“実質ゼロ”をやっと掲げました。 “実質ゼロ”は、人為的なCO2排出分から森林吸収分を差し引いてゼロにするという意味で、それでも化石燃料を燃やすことには、変わりはありません。地球上に人類や生…

脱炭素に向けて、CO2を活用する「親炭素」時代へ
社会
脱炭素に向けて、CO2を活用する「親炭素」時代へ

「脱炭素」、「カーボンニュートラル」、「カーボンゼロ」の潮流が世界を駆けめぐり、各国はその成果を競い合っています。我が国も、やっと菅首相が昨年10月末、「温室効果ガス2050年実質ゼロ」を宣言(本当は「完全ゼロ」を目指すべきですが)、欧州連合(EU)と足並みを揃える決断をしました。それ以降、にわかに…

食中毒や次亜塩素酸も…生活に関わる「化学」に関心を
技術・科学
食中毒や次亜塩素酸も…生活に関わる「化学」に関心を

化学・化学技術の進歩により、人類の生活は格段に便利になり豊かな生活を享受し、身の回りは多くの化学製品や化学物質で溢れています。これらの恩恵を受けつつも、しかし、負の遺産ともいうべき化学物質の危険性や取扱注意喚起が高まっています。ここでは身の回りの化学のうち、最近発生した食中毒事件や、新型コロナの感染…

不便益になじむ温故知新の「新しい生活」
社会
不便益になじむ温故知新の「新しい生活」

現在起こっているコロナパンデミックは、医学・医療や科学だけでは解決できない厄介な問題を多く抱えています。緊急事態宣言の発出、社会生活が制限され、経済状況が悪化、まさに第2次世界大戦後、最大の国難、世界的危機に直面していると言っても過言ではありません。不要不急の外出制限、学校の休校、ストレスによる心の…

レジ袋有料化の本当の狙いとは?
社会
レジ袋有料化の本当の狙いとは?

7月1日から日本でもレジ袋の有料化がやっと始まりました。他国ではすでに有料化され、あるいは使用禁止になっている国もありますので、今回の我が国の措置は遅かったように思います。この背景には、我が国の環境に関する意識の低さがあるかもしれません。 レジ袋の“レジ”は、事務機の一種で金銭登録器・キャッシュレジ…

コロナ革命か? 9月入学は社会を変える
社会
コロナ革命か? 9月入学は社会を変える

新型コロナウイルス拡散が止まらず学校の休校が長引いている。保育園、幼稚園、学童保育、小学校、中学校、高等学校、専門学校、大学まで、様々な形で影響が出ている。教育に関して多くを語りたいが、ここでは、にわかに浮上した9月入学について述べたい。 大学の9月入学の議論は以前からあったが、初等・中等教育の9月…