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カーボンニュートラル:世界は脱炭素の夢を見る

90年代の気候変動枠組条約に始まった地球規模の環境対策は、京都議定書を経てパリ協定へ――。長期的な目標を掲げ、世界はカーボンニュートラル(脱炭素)へと本格的に進み始めたが、エネルギー、政治的問題もはらんだこの課題は、対策を考えれば考えるほど難しさが明確に。人類は“そこ”へたどり着けるのか?

進むCO2地下貯蔵の技術開発 が、根本的解決法にあらず

進むCO2地下貯蔵の技術開発 が、根本的解決法にあらず

CO2削減に向けた取り組みとして、再生可能エネルギーの導入やEV化、工場設備の省エネ化が進められている。だが、石油に依存した現代の重工業を短期間でクリーン...

2021.5.20

世界のCO2排出量計4割、中国とアメリカの協調は可能か

世界のCO2排出量計4割、中国とアメリカの協調は可能か

地球温暖化の脅威が世界で議論され長年が経つが、それに対する国際社会の取り組みは全体としてうまくいっているとは言い難い。筆者も大学の講義で「地球温暖化と安全...

2021.4.26

ポテンシャルは原発600基分、洋上風力発電の可能性を考える

ポテンシャルは原発600基分、洋上風力発電の可能性を考える

福島第一原子力発電所から排出された汚染水を処理して海洋放出することについて、国際的な物議を醸している。東日本大震災から10年を経ても日本にとっては依然とし...

2021.4.20

バイオマス原料は石油依存からの脱却につながるのか

バイオマス原料は石油依存からの脱却につながるのか

現代社会はエネルギーだけでなくモノに関しても石油に依存している。ベッドやソファ等に含まれるクッションは石油由来のウレタンでできており、衣類には欠かせないポ...

2021.3.5

次世代エネルギー「水素」と「人工光合成」で温室効果ガス完全ゼロへ

次世代エネルギー「水素」と「人工光合成」で温室効果ガス完全ゼロへ

世界が二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出を“実質ゼロ”にする動きを加速しています。日本も、2050年の“実質ゼロ”をやっと掲げました。 “実質ゼロ...

2021.2.26

いずれEV大国に? 中国の環境政策が侮れない理由

いずれEV大国に? 中国の環境政策が侮れない理由

PM2.5で汚染された大気、工業排水で汚染された河川……中国の環境と聞けばそんなイメージがあるだろう。現状、火力発電の中でもCO2の排出比率の高い石炭発電...

2021.2.21

CO2原料の合成燃料が未来のエネルギーの主役!? 日本が有利な「カーボンキャプチャー」

CO2原料の合成燃料が未来のエネルギーの主役!? 日本が有利な「カーボンキャプチャー」

世界が「カーボンニュートラル(CO2の排出量と吸収量でプラス・マイナス・ゼロとする)」を競うなか、CO2を排出元で一網打尽にする「カーボンキャプチャー(C...

2021.2.17

EVの限界を突破する全固体電池の可能性

EVの限界を突破する全固体電池の可能性

近年、自動車業界の開発動向を表す言葉としてConnected(コネクティッド)、Autonomous(自動化)、Shared(シェアリング)、Electr...

2021.2.10

脱炭素に向けて、CO2を活用する「親炭素」時代へ

脱炭素に向けて、CO2を活用する「親炭素」時代へ

「脱炭素」、「カーボンニュートラル」、「カーボンゼロ」の潮流が世界を駆けめぐり、各国はその成果を競い合っています。我が国も、やっと菅首相が昨年10月末、「...

2021.1.28

相殺できればCO2を排出してもいい? カーボンオフセットの考え方と課題

相殺できればCO2を排出してもいい? カーボンオフセットの考え方と課題

京都議定書に代わる温暖化対策の枠組みとして2015年12月にパリ協定が採択され、各国の温室効果ガス削減目標が定められた。企業はCO2削減を迫られているが、...

2021.1.21

「グリーン成長戦略」で突如現れたアンモニアと合成燃料のナゼ?

「グリーン成長戦略」で突如現れたアンモニアと合成燃料のナゼ?

国民へのクリスマスプレゼントよろしく2020年12月25日に菅政権が策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」。他の先進国に遅れ気味...

2021.1.15

脱炭素の影の主役? 粛々と進む「核融合炉」開発

脱炭素の影の主役? 粛々と進む「核融合炉」開発

ここ数年、世界が足並みを揃えて向かいはじめたカーボンニュートラルは、結局のところエネルギー問題である。日本政府は再生可能エネルギーの活用を叫ぶが、一方で原...

2021.1.12