尊徳編集長の解説でニュースが”わかる”！
Q.ロシアに対して、日本はどのようなスタンスで向き合っているのですか？
A.日本はロシアとの間に、北方領土の問題がありますから、大きく対立したいと思っているわけではありません。
北方領土問題は、時の政権が何度も挑戦してきましたが、返還には至っていません。ここであまりロシアを刺激すると態度が硬化してしまいますし、近づきすぎるとアメリカとの間がギクシャクしてしまいます。うまく中に入って、ロシアのメンツを保たせてあげれば領土問題の解決も前進するかもしれません。プーチン氏は柔道家でもあり、親日的ですから逆にこの危機はチャンスになるかもしれません。（佐藤尊徳）
［参考：「『G8後』描けぬ秩序」（日経新聞1面2014年6月6日）］
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