18日の民主党代表選で、海江田万里氏の後任に岡田克也氏が就任。
党員・サポーター、地方議員を含めた第1回目の投票結果では僅差の2位でしたが、党に所属する国会議員らで行われる決選投票で細野豪志氏を抜き、逆転勝利しました。
維新の党との合流については否定しています。
ニュースが”わかる”尊徳編集長の解説
Q.野党再編を謳う細野氏への国民の期待は大きかったと思うのですが、岡田氏の勝因は何でしょうか?
A.民主党内部が変わりたくなかったからでしょ。それと、細野さんが最後にひよった。
情けない。筋を通せない政治家は信じられない。細野氏は野党再編を訴え続けていたのに、選挙終盤に党内の理解を得るために、野党再編を封印して”オール民主党”を訴えるという内向きの発言に変節した。これでは誰からも支持されない。
変わらなきゃいけないのに、この党に変革を望むこと自体がムダな労力とよくわかった。
Q.一般社会と同じように党のリーダーにも”若いエネルギー”が必要だと思うのですが、政治の世界は若さは武器ではなく、ハンデなのでしょうか。
A.イギリスを例に挙げると、そんなことはないと思う。
イギリスでは、選挙で負けた次の瞬間から、なぜ自分たちが負けたのか原因を分析して、老壮青がそれぞれの役目をきちんと担い、なおかつ前面に立つ党首は若い力を据えるよ。
だから、今回で2度目の代表となる岡田さんを選んだ民主党は政権交代を真剣に考えてるとは思わないね。岡田さんを選ぶセンスが本当にわからない。少なくとも岡田さんが1回目の代表だったとき、国民に支持されていたとは思わないもの。
ま、国民に支持されなくても選挙で勝ってきた国会議員たちだから、批判される本当の理由はよくわかってないんでしょ。本当に本当に残念で、二度とこの党を応援しようとは思わない
(佐藤尊徳)
[参考:「民主代表に岡田氏 維新との合流『考えられない』」(日経新聞朝刊1面 2014年1月19日)]
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