「今生産しているバイオ燃料は1リットル1万円。これは高い!」――。「ミドリムシ(ユーグレナ)」を主原料にバイオ燃料量産を目指すユーグレナの出雲充社長が吠えた。
2月20日、自動車部品大手のデンソーとの包括業務提携会見に臨んだ際の1コマで、デンソーは自社が誇る巨大生産施設のノウハウを提供するとともに、ミドリムシとは別の独自に研究開発する“石油を作る微細藻類”「コッコミクサKJ」の分野でもユーグレナと握手。
「現在年125トンのバイオ燃料生産量を2025年には2000倍の25万トンにまでアップ、量産効果で価格も1リットル100円台まで引き下げられる」と出雲社長は興奮気味だ。