政府は厚生年金に入っていない中小零細企業など、約80万社を来年度から特定し、加入させる方針。企業が応じない場合は法的措置も講じる。
尊徳編集長の解説でニュースが”わかる”!
Q.そもそも厚生年金を収める義務があるのに、なぜ80万社もの会社が支払いを逃れられているのでしょうか?
A.納税を担当する税務署はさすがに、企業の実態を把握していますし、個人の納税額(所得)がわかります。しかし、横の連携が薄いため、年金機構には納税(所得)の実態がなかなかわかりません。
厚生年金は個人が半額を納めて、半分を企業側が納めます。零細企業にとっては結構重い負担ということもあって申告してないのでしょう。でも人を雇っている以上、その人の人生も背負うわけだから、それくらいしてやれ(納めろ)!と思いますけど。
この前、総背番号制の話をしました。総背番号制になれば把握がしやすくはなると思うのですけど。(佐藤尊徳)
[参考:「厚生年金、加入逃れ阻止」(日経新聞1面2014年7月4日)]
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