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クリエイティブとモチベーション[ギリギリセーフの『非エリート論』]

2015.05.11

ビジネス

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あなたの仕事はクリエイティブでしょうか? デザインや企画に限らず、むしろクリエイティブでなさそうな仕事をクリエイトすることこそ、本当のクリエイティブだと思います。今回は、日常の仕事をどうクリエイトすればいいのかを考えます。

株式会社経営戦略パートナーズ 代表取締役

別所 諒 べっしょ りょう

1969年生まれ。都留文科大学卒業。ビジョン・コンサルタント。株式会社経営戦略パートナーズ代表取締役。個人や企業のビジョンを形にするコンサルティングを行う。クライアントは有名コンサルタント、セラピストから社員数100名の企業まで多岐に渡る。王道を外した個性的な個人や企業のコンサルティングが得意。従って、クライアントは少し変わっているので、毎日仕事が楽しい。

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ノーストレスで仕事をする

ある友人(女性)が、会社を辞めて独立することになりました。周囲に「会社を辞めます」と話をすると「やめてどうするの?」と聞かれ、「どこか決まっているの?」と続きます。

ごく自然な会話に聞こえますが、すでに独立している僕からすれば、「辞めたら自分で会社をやるでしょ」と思います。周囲の”転職する”という前提は、独立を考えない人の先入観です。だから僕は、彼女から会社を辞めるという話を聞いたときは、「おめでとう!」と言いました。

独立には不安がありますが、”不満”はなくなります。すべて自分の責任なので、ノーストレスです。ただし、別に独立するのが偉いとも思いませんし、勧めているわけでもありません。お話ししたいのは、ノーストレスで仕事をするということについてです。

大抵の人は仕事に何らかのストレスを抱えています。 “ストレス社会”といわれるほどですから種類はさまざま、共通点は第3者による影響です。 例えば、「話が通じない上司」「急に仕事を頼んでくる同僚」「上から目線のお客様」……。人間関係において、ストレスを感じるのはコントロールされる側です。実は、ここにストレスを軽減するポイントがあります。

要は、他人にコントロールされないように仕事をすればいいのです。他人にコントロールされない仕事とは、自分で自分をコントロールする仕事なので、クリエイティビティーが必要になります。デザインや企画にかかわる仕事だけでなく、先を読んで段取りをすることもクリエイティブですし、結果を出すために人員配置や仕事の分担を考えることもそうです。

クリエイティブな仕事とは

うまくいかないことがあれば、うまくいかせる方法を考えるのがクリエイティブな仕事であり、自分事として考えないと解決策は思いつきません。話のわからない上司、急に仕事を頼んでくる同僚、お客様に期待するのは違います。

偶然に期待しても構いませんが、期待通りにならないからストレスを抱えるわけで、自分で状況をコントロールする方法を考えることの方がストレスを軽減する近道になります。

例えば、上司にわかってもらうようなコミュニケーション力を身につけること、同僚の仕事を見て先回りして仕事をしてあげること、お客様に頼まれている以上のことをすることなど、意識を変えればどんな仕事でもクリエイティブなものにすることができます。

クリエイティブな仕事をおすすめする理由は、クリエイティブな仕事はモチベーションと大きくかかわるからです。会社での仕事というのは、上司の評価によって待遇が決められます。だからこそ、人間関係のストレスが大きくなります。

しかし、自分で自分の仕事を評価するようになれば、他人の評価を気にすることはありません。もちろん、無視をするということではなく、”作為的に”評価される仕事をクリエイトするということです。こう考えることができれば、嫌な上司でもクリエイティブな仕事の一要素になります。

“会社員のOS”という固定概念

クリエイティブな仕事をするにあたって、もうひとつのポイントをお話しします。アイデアが”既存の要素と既存の要素を合わせる”ことで生まれるのと同様に、クリエイティブとは、現在の状況を再編集するということでもあります。

編集とは言い方を変えれば”減らす”ということ。仕事が忙しいなら、余分なものを削除することも編集です。人間、仕事でも人間関係でもモノでも、持ちすぎることでストレスが増加します。ですから、時に「ノー」というのも立派なクリエイティブになります。何をするべきか、しないべきか。究極のクリエイティブとは、この2点に尽きるのかもしれません。

会社員を長く続けていると、”会社員のOS”が組み込まれていることに気がつきません。上司に評価されなければ出世しない。評価されなければ別の会社に転職するしかない。しかし、景気が悪いといい職場に転職できない。これって、本当に事実でしょうか?

喜ばせるのは上司ではなくお客様でしょうし、他部署で力を発揮できることもあるし、仕事の仕方を変えることで評価の基準自体を変えることもできます。年収を上げる転職の方法だってあります(僕は本に書いています)。

仕事を編集するとは、自分に組み込まれたOSをバージョンアップすること。そういう意味では、冒頭に話した友人は、自分のやるべきことを見つけた幸運な人かもしれませんね。あなたには、どんなOSがインストールされているのでしょう?

株式会社経営戦略パートナーズ代表取締役

別所 諒べっしょ りょう

1969年生まれ。都留文科大学卒業。ビジョン・コンサルタント。株式会社経営戦略パートナーズ代表取締役。個人や企業のビジョンを形にするコンサルティングを行う。クライアントは有名コンサルタント、セラピストから社員数100名の企業まで多岐に渡る。王道を外した個性的な個人や企業のコンサルティングが得意。従って、クライアントは少し変わっているので、毎日仕事が楽しい。

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