ヤマト運輸が千葉・流山に新機軸の一大物流センターを構築
経済

ヤマト運輸が千葉・流山に新機軸の一大物流センターを構築

0コメント

11月20日、ヤマト運輸は千葉県流山市に最新鋭のマテハン機械(マテリアル・ハンドリング。運搬・荷役作業機械)を導入した一大物流センター「流山ベース」を開設する。

EC(ネット通販)の急伸への対処と、手薄だった千葉北部・埼玉西部地域の“ラストワンマイル”を強化するのが狙いで、常磐自動車道の流山インターチェンジにも近く首都圏と東北・北海道を結ぶ物流拠点としての顔も。

フロア面積は1万坪弱と広大で、同社が東名阪地区に構える基幹物流センター(ゲートウェイ)に準ずる規模。前詰め搬送機(ロールボックスパレット自動搬送機)やクロスベルトソータ(仕分け機器)といった最新鋭のマテハン機械の投入もウリだが、目玉は何と言ってもダイワハウス工業が建てた物流センター(ブランド名:DPL)にテナントとして賃借している点。

ヤマトはこれまで自社の基準に合わすためセンターの自前建設が一般的だったが、今回はいわゆる「汎用型」で他社のセンターをリース。センター調達コストの圧縮や福利厚生の充実(コンビニや託児所の併設)を図っている。