自民党は安倍政権下で決めた新元号「令和」を強く意識。キャッチコピーも新たな時代の幕開けを想起させるものとしました。政策面では第2次安倍政権以降、アベノミクスを中心とする経済政策を前面に打ち出してきましたが、今回の参院選で真っ先に掲げたのは外交。あえて参院選前に設定したというG20大阪サミットなどの成果をアピールする狙いがあるとみられます。年金・社会保障分野では引き続き「人生100年型の年金」をアピール。社会保障構築などの財源として消費税率を今年10月、10%に引き上げることを明記しました。憲法改正については3つの基本原則を堅持しつつ「初めての憲法改正への取り組みを強化する」との表現にとどめています。
»「安倍政治」か「非安倍政治」か【参議院選挙2019:政策比較】
キャッチコピー
日本の明日を切り拓く
年金、社会保障
人生100年時代の社会づくりに向けた「3つの100」([1]人生100年型の年金 [2]100人100色の働き方改革 [3]保育受け入れ100%)を実現。
消費税
全世代型社会保障の構築や財政健全化に向け、本年10月に消費税率を10%に引き上げ。
憲法
「現行憲法の自主的改正」は結党以来の党是であり、国民主権、基本的人権、平和主義の3つの基本原理はしっかり堅持し、初めての憲法改正への取り組みをさらに強化。
重点政策
世界の真ん中で力強い日本外交。地球規模の課題解決に向け、世界をリード。
教育
安定財源を確保し、幼児教育・保育の無償化と「幼児教育振興法」の制定、私立高校の授業料の実質無償化、所得の低い家庭の子どもに限った高等教育の無償化を実現。
原発
実効ある原子力規制を着実に推進するとともに、原子力規制委員会によって世界で最も厳しい規制基準に適合すると認められた場合には、立地自治体等関係者の理解と協力を得つつ、原発の再稼働を進める。
最低賃金
年率3%程度を目途として、名目GDP成長率にも配慮しつつ上げることで、全国加重平均が1000円になることを目指す。
外交・安全保障
日米同盟を基軸に、オーストラリア、インド、ASEAN、欧州など普遍的価値を共有する国々との連携を強化し、「自由で開かれたインド太平洋」など地球儀を俯瞰する外交をさらに力強く進める。
在沖縄米軍基地
日米安保体制の抑止力を維持しつつ、沖縄島の基地負担軽減のため、普天間飛行場の辺野古移設や在日米軍再編を着実に進めると共に、基地周辺対策として関係自治体への重点的な施策を実施。
拉致問題
北朝鮮に対し、制裁措置の厳格な実施とさらなる制裁の検討を行うなど国際社会と結束して圧力を最大限に高め、拉致被害者全員の即時一括帰国を目指す。
北方領土
わが国固有の領土である北方領土問題の解決に向け、ロシアとの平和条約締結交渉を加速。
皇室
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ARLAZI
大阪にいてるものとしてG20においては成功とは到底思えません。ただ失敗がなく、無難に終わったという印象しかありません。
消費税増税にはやはり基本反対です。
消えた年金問題や将来なくなっていくであろう社会保障の数々については、政府のふがいなさや責任のなさに憤りを感じるとともに、その制度の不滅を端から信じ切っていた国民側の能天気さにも呆れるしかありません。人は誰しも自分の未来は自分でしか守れないと言うことを物心がついたときから認知していなければいけないと思っていますから。
北方領土問題はプーチン政権が続く限りにおいては解決は出来ないでしょうし、推し進めようとすればするほど難局に陥り、返還に近づくどころかいらぬカードを切らされる結果になるでしょう。
現在の最大与党である自民党に求めるのはただ一つ。国はサービス業ではありません。資本主義に則った企業と何ら変わりはありません。治安を守り、国民の健康を維持させより良いサービスを提供しようと思っても、何をするにおいてもお金が必要なのです。それはどこの国でも、いつの時代でも変わらず、不変で異論をはさむ余地もありません。
政府にはもっともっと日本が稼げる国になるよう国家運営をお願いしたいものです。
日本と言う国は今も昔も外交が特に下手なように思います。
特に隣国との外交は目に余るものがあります。
パブリックな場なので発言は控えますが、現在の米国のようにもっと尖った外交政策を打ち出していってもらいたいものです。
領土がとられ、海洋圏が狭まれ、歴史問題を捏造されても黙りつづけている政府にいい加減国民のフラストレーションは抑えきれなくなりつつあります。フラストレーションは爆発することはないにしても、まわりまわっての国内生産力の低下の一因にはなっている可能性も大いにあります。
強い日本をと言うのであれば、モノ言う日本を、行動に移す日本を、も追記して頂きたいものです。
安倍首相に満点は付けれないものの、落第点を付けてかわりになる人も現状いない世の中ですので、もうひと踏ん張り頑張ってもらわないと仕方ないところではあります。
これ以上国民の期待を裏切り、フラストレーションを溜めさせないようにして下さい。
2019.7.15 04:37
佐藤尊徳
ARLAZIさん コメント有難うございます。自民党は他の党(公明党以外)とは違い、責任政党ですから、無責任な公約を掲げることは許されません。
参議院選挙は政権選択選挙ではないので、政権交代が起きる訳でもありません。しかし、その結果は国民の意思表示だと思うので、投票率が上がり、国民が参加意識を示して欲しいと思います。
2019.7.16 18:11