尊徳編集長の解説でニュースが”わかる”!
Q.”マイナンバー”とは何ですか?
A.そのまま。自分の番号のこと。
自分のデータです。
国民それぞれのデータが一元管理されれば、納税額も、疾病歴も一目瞭然でわかりやすい、ということです。
プライベートが丸裸にされて、国家に管理されるということで、反対する人もたくさんいます。でも、もう管理されてますけど……。
Q.マイナンバーで集めた医療情報をビックデータとして分析し、医療費の削減や新薬の開発に活用、とありますが、すべての医療機関(クリニックや歯科など)にそのシステムが国から導入されるということでしょうか?
A.国から導入されるのではなく、サーバーに取りにいけば、その番号の人のデータがわかる、ということで過去の疾病、治療などすぐに確認できるということでしょう。
マイナンバーは国民総背番号制度と呼ばれています。
不正にアクセスすれば悪用されてしまうという問題もありますが、データを解析すれば、ある薬を使った人の治療費がグッと下がったなど、医療費抑制にも寄与するし、活用の仕方次第では本人も非常に便利になりますよ。各種証明書(年金手帳、健康保険証などなど)が一つにできますし。(佐藤尊徳)
[参考:「共通番号で医療費抑制」(日経2014年6月18日 1面)]
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