政治

集団的自衛権、武力行使は解釈次第

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尊徳編集長の解説でニュースが”わかる”!
Q.安倍総理が集団的自衛権の行使に向けて解釈を変更したい考えなのは、なぜですか?
A.憲法解釈を変えて集団的自衛権を認めたら、日本の安全保障上の問題も前進すると考えているのではないでしょうか。

 集団的自衛権とは、同盟他国が武力攻撃を受けた時に、「自国への攻撃」とみなして、武力行使できること、です。
 憲法9条では、戦争放棄を謳っていて戦力も不保持です。ということで、自衛隊は軍隊ではないと言い張っています(私は批判しているわけではありません。自国を守る軍隊は必要かと)。

 しかし、攻撃された時に(同盟国の)アメリカ軍に守ってもらうだけでは国としてどうですか?なので、攻撃を受けたときは自衛権を行使してもいいという解釈に至っています。
 法律の判断をするところは「内閣法制局」であって、曖昧なものはたくさんあります。この内閣法制局長官に、(集団的自衛権について)安倍首相と考えが近いとされる小松一郎氏(元外交官)が就きました。

Q.閣議で決まったエネルギー基本計画で、原発の再稼動に一歩踏み出しましたが、尊徳編集長は原発の再稼動について、どのように考えますか?
A.もともと原発推進派でした。

 今でも、安全の問題ではそんなに反対してないのですが、トータルコストがそんなに低いのか、という疑問は持っています。廃炉を含め、土地購入コストから、すべて含むと原発のコストが低いわけではないのでは? ということで、もう少しコスト構造も開示してから議論をしてほしいと思っています。(佐藤尊徳)
[参考:2014年4月21日 日経新聞 2面「憲法解釈変更で行使容認 集団自衛権 反対49%」]

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