文豪たちが愛し続ける「山の上ホテル」がさらに“渋く”大改装

2019.11.29

社会

0コメント

東京・お茶の水にある台地・駿河台にひっそりと佇む「山の上ホテル」(本社:千代田区。髙山芳之社長)は、多くの文豪たちに愛され続ける“憩いの場”としてつとに有名だが、2019年4月30日より休業し、給排水衛生設備などの老朽化に伴う改善工事と、合わせて内装リニューアルも実施した。12月1日から営業を再開する。

単なる再現ではなく新たな息吹を取り入れる

本来持ち合わせている“落ち着き・寛ぎ”、また、昭和12(1937)年竣工という建物が醸し出す“歴史”を強く意識した味つけにこだわった。特に昭和29(1954)年のホテル開業当時から守り続けるアール・デコ調のシックな雰囲気を最大限生かしつつも、単なる再現ではなく新たな息吹も取り入れる絶妙さも一見の価値がある。

客室(全35室)は簡素な漆喰壁にグラスグリーンの絨毯を配し、落ち着きを追求したいわゆる“山の上スタイル”を踏襲。このほか中国料理「新北京」やフレンチレストラン「ラヴィ」なども新装。

中国料理「新北京」
フレンチレストラン「ラヴィ」

「当ホテルの常連だった三島由紀夫さんも『ねがはくは、ここが有名になりすぎたり、はやりすぎたりしませんやうに』と書き残しているように、一過性の流行を追い求めるのではなく、リピーターの方々を大事にしながら、並行して新しいお客さまの層や訪日外国人の方々をお迎えできれば、と考えています」と髙山社長は熱く語る。