経済

株主の声が企業価値を向上させる

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尊徳編集長の解説でニュースが”わかる”!
Q.機関投資家の受諾者としての責任とは、なんですか?
A.機関投資家とは基本的に多数の投資家からお金を集めて投資をするので、”投資先の企業価値を向上させること”が受託者責任だと思いますよ。

 ということで、投資先の企業価値が上がるような行動をし、出資者(機関投資家に投資をした人)たちへの説明責任もあるということです。

Q.経営陣にとっては、好ましくないように感じるのですが、”物言わぬ株主の解消”が企業収益向上に繋がるのでしょうか?
A.一概には言えませんけど、なるんじゃないですか?

 人間でもそうじゃないですか。苦言を呈してくれる人がいた方が成長するでしょ。なあなあで経営するよりも、厳しい意見を言ってくれる株主がいた方が緊張して経営できると思いません?
 ただ、経営陣と対立して会社運営が滞ってしまっては本末転倒ですけど。行き過ぎず、ぬるくなり過ぎず、企業価値向上を目指すのが理想だと思います。(佐藤尊徳)
[参考:「デフレ脱却後にすべきこと」(日経新聞4面 2014年6月2日)]