五感で味わう「アサヒスーパードライ」 没入体験でビールの魅力を深掘り!

2024.5.10

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写真:芹澤裕介

アサヒビールは4月25日~9月30日の期間限定で、東京・銀座に体験型ショップ「SUPER DRY Immersive experience」をオープン。日本初(※)となる没入型ビールコンセプトショップとして、オリジナルのアトラクションや最高品質の「アサヒスーパードライ」が楽しめるバー、アーティストや音楽とコラボしたタイアップコンテンツを展開し、ビール好きはもちろん、若者や訪日観光客にアプローチする。

*2024年3月1日時点アサヒビール調べ

アトラクションと音楽でビールの飲用シーンを創出

若者を中心に“アルコール離れ”が叫ばれて久しいが、実はビール回帰には追い風が吹いている。2026年10月までにビール系飲料の酒税が統一されるなかで、ビールの税率が段階的に下がるのだ。2023年10月には2020年に続いてビール減税が実施され、2023年1月~2024年2月期はビールの販売金額・容量ともに新ジャンルを上回って推移し、前年超えを果たした。

「ビール回帰の流れが加速しているなかで、『アサヒスーパードライ』に何かできることはないか、ということでオープンしたのが今回の体験型ショップです」と話すのは、アサヒビールのマーケティング本部長・梶浦瑞穂氏(以下、同)。

アサヒビール株式会社 マーケティング本部長・梶浦瑞穂氏

スーパードライは、2022年2月に発売から36年目で初となるフルリニューアルを実施。中味・パッケージ、コミュニケーションを一新し“新スーパードライ”を訴求してきた。2023年のラグビーワールドカップ2023フランス大会ではオフィシャルビールとして大会を盛り上げた。

さらに、若者へ積極的にアプローチし、さまざまな飲用シーンに向けた新商品を開発。2023年10月には3.5%の低アルコールビール「アサヒスーパードライ ドライクリスタル」を、2024年2月にはスタイリッシュな新容器を採用した「アサヒスーパードライ スマート缶」を発売。そのプロモーションとして、スーパードライのTVCM曲“Wonder”を歌う人気ロックバンド「ONE OK ROCK」とのコラボレーションを企画するなど、数々の仕掛けでスーパードライの飲用を喚起してきた。

若者が手に取りやすいスタイリッシュなスマート缶(355ml)にワンオクの限定パッケージも登場。

アサヒビールによるとスマート缶のユーザーは20〜30代の男性と30〜40代の女性の購入比率が高く、SNSでも、普段はビールを飲まない層がタイアップ缶に反応を示し、ビール愛飲層もスタイリッシュな形態に好意的な反応を見せている。

今回の体験型ショップでも若者を意識したコンテンツが用意されている。梶浦氏は、「ビールに興味がない方に強制的にビールの良さを訴えても、なかなかストレートに価値を感じていただけません。音楽など若年層が好きなコンテンツから接するビールというものは非常に好意を持って受け取っていただける実感がございます。まずは、若年層が興味のあるコンテンツを体験いただくことでアピールし、発見の場を設けられると思っています」と期待を込める。

一方で「銀座」という都内の中心地に体験型ショップを設置したのには、従来のビール愛飲者をはじめ、多くの人に足を運んでもらいたい狙いがあるという。

場所は銀座中央通り沿いで、銀座駅から徒歩1分。

「2024年はアフターコロナの年でもあり、どんどん外に出ていきたい、リアルな場を体験したいというお客様の需要があります。こういったリアルとデジタルを組み合わせながらいろいろな価値を提供していきたいと思っています」と意図を明らかにした。

また、積極的に海外市場の拡大も行っているアサヒビールとしては、銀座を訪れる訪日観光客へもアピールしたい意向がある。梶浦氏は「スーパードライというビールが非常に愛されているということを知っていただく拠点にしたい」と思いを語った。体験型ショップには英語表記と英語対応可能なスタッフを常駐させ、英語圏以外の来店客にはAI通訳機「ポケトーク」を設置し、対応がとられている。

3つのフロアで“没入”、まずはスーパードライを疑似体験!?

2Fでは、工場限定の人気コンテンツ「スーパードライ ゴーライド」を銀座で体験できる。

体験型ショップ内は、B1F・1F・2Fの3つのフロアがあり、それぞれでスーパードライの没入体験ができる。おすすめの順路は2Fからスタートし、1F 、B1Fと降りていく方法。没入感をどんどん高めていくことができる。

まずは、2Fにある「スーパードライ ゴーライド」で、製造工程を疑似体験。横並びのベンチシートに座ると、目の前の4K巨大スクリーンに躍動感のあるスーパードライの世界観が投影される。

“Lets Go Ride!”の掛け声で映像が始まると、スーパードライの缶に自分が乗った目線で、製造されていく過程が進んでいく。音響はもちろん、震動や風も全身で体感でき、ジェットコースターに乗っているようなスリリングな気分が味わえる。体験時間は3~4分程度だが、一気にスーパードライの世界観にはまると同時に、のどの渇きを感じる。

この「スーパードライ ゴーライド」は、アサヒビール茨城工場・吹田工場に併設された「ミュージアム」の人気コンテンツ。これまで工場でしか体験できなかった迫力ある世界が銀座で味わえるというわけだ。

スーパードライを飲む準備が整ったところで1Fの「スーパードライ バー」へ。ブランドカラーで統一された店内は、先進性を表すホログラムディスプレイが飾られ、スーパードライのビジュアル空間で実際に飲むことができる。

選ぶのはやはり、氷点下のスーパードライ エクストラコールド。プロであるタップエリートが監修した最高品質の樽生ビールは、辛口のうまさが冴えわたる。これからの暑い季節はよりおいしく飲めそうだ。

バーでは、エクストラコールドを自分で注ぐ「マイスター体験」もでき、撮影用にバックパネルも設置。「注いで、飲んで、撮って」とバーひとつで多彩な体験ができる。

期間限定のタイアップエリアで新たなスーパードライの魅力を発見

最後に訪れたいのは、B1Fのタイアップエリア。期間限定でさまざまなコンテンツとコラボレーションし、その世界観を演出することで、スーパードライの新たな魅力を発信する。第1弾(4月25日~5月31日)は、人気ロックバンド「ONE OK ROCK」とのコラボ。壁面にはボーカルのTakaらメンバーのパネルが飾られ、ディスプレイではONE OK ROCKのライブやリハーサル風景、オフショットを見ることができる。

タイアップコンテンツ限定のオリジナルグッズも販売し、ONE OK ROCKのロゴなどをあしらったタンブラーやコースター、保冷トートなどのビールグッズを展開している。

※残念ながら現在は売り切れとのこと。再入荷日は未定。詳しくは特設サイトにて。

タイアップコンテンツは入れ替わる予定で、第2弾は音楽配信サービスの「Spotify」とのコラボレーションが決定。今後も音楽などのエンターテインメントをはじめ、若者に関心が高いコンテンツの登場が期待される。

また、B1Fフロアはバーエリアにもなっていて、ドリンクやフードを提供するほか、ビールの泡にデザインができる「泡アート」も体験できる。思わず写真に撮りたくなる演出で、期間限定デザインも登場する。

左上「ソーセージ盛り合わせ」、右上「季節野菜の冷製バーニャカウダ」、左下「チリコンカーングラタン」、右下「じゃこと大葉のトルティーヤピザ ジェノベーゼ風」

今後はビールをより楽しめる期間限定イベントやセミナーも予定。5月〜8月の月末の週末は「工場できたてビール」の飲めるほか、5月は醸造家による「できたてのうまさセミナー」を実施するとのこと。

体験型ショップ「SUPER DRY Immersive experience」は9月まで開催予定。来店特典もあるようなので、銀座を訪れることがあれば、ぜひ「アサヒスーパードライ」の世界に没入してみてはいかがだろう。

没入型ビールコンセプトショップ「SUPER DRY Immersive experience」

開催期間:2024年4月25日~9月30日

営業時間: 11:30〜22:00 ※ラストオーダーは21:30。不定休

場所:東京都中央区銀座3-5-6 マツザワ第6ビル

料金:入場料700円(税込) ゴーライド体験+ビール1杯+ペペロンチーノポップコーン
※2杯目以降のビールは600円

ドリンクメニュー

  • スーパードライ
  • スーパードライ エクストラゴールド
  • ドライゼロ
  • カルピスウォーター

フードメニュー

  • 平目の昆布締めカルパッチョ
  • 味たまポテトサラダ
  • 季節野菜の冷製バーニャカウダ
  • チリコンカーングラタン
  • ソーセージ盛り合わせ
  • じゃこと大葉のトルティーヤピザ ジェノベーゼ風

»「SUPER DRY Immersive experience」特設サイト