佐藤尊徳が聞く あの人のホンネ

堀江貴文「仕事に情緒的なことを持ち込まない」

2014.1.10

経済

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写真/若原瑞昌

堀江さんと初めて会ったのは、ライブドアがプロ野球界に参入しようかという絶頂期。正直、あまりいい印象ではなかった。しかし、じっくりと付き合ってみると、正直で不器用な人間・堀江貴文がわかってくる。起業家にとって、今やカリスマになった堀江貴文さんの2014年とは。

株式会社損得舎 代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳 さとう そんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。

Twitter:@SonsonSugar

ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

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SNS株式会社 ファウンダー

堀江貴文 ほりえ たかふみ

1972年10月29日、福岡県八女市生まれ。東京大学中退。元株式会社ライブドア代表取締役CEO、現SNS株式会社ファウンダー。1996年、東京大学在学中に後のライブドアとなる会社を起業し、2000年、東証マザーズ上場。インターネット関連事業で躍進する一方、大阪近鉄バファローズ買収、ニッポン放送買収騒動で注目を浴びる。2006年1月に証券取引法違反で逮捕され、懲役2年6ヵ月の実刑判決を受ける。2013年11月10日刑期満了。フォロワー約100万人のTwitter、メルマガ「堀江貴文のブログでは言えない話」を通して情報発信し続けている。『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』(ダイヤモンド社)が発売中。

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自分は何も変わってない

尊徳 今年の抱負はありますか。

堀江 年が変わったからといって、何か新しくなるわけではないですから、何も変わりません。

尊徳 そう来ると思った(笑)。

堀江 1日は同じ1日だし、大晦日から元旦に変わっただけですから。

尊徳 堀江さんらしいね(笑)。さて昨年11月10日に刑期も終わり、普通の人(笑)になったのだけど、何か変わりましたか。

堀江 私は、何も気持ち的に変わっていません。周りは変わりましたけど。(刑期が終わったために)隠れキリシタンのような人たちがいっぱい出てきて、話してもいいな、みたいな雰囲気にはなりました。そういう意味では周りの目を気にする人はたくさんいますよね。

尊徳 この国は体面を気にしますからね。ところで、ベストセラーになった『ゼロ』(ダイヤモンド社)を僕も読んだけど、人間・堀江貴文が出ていて、衝撃でした。悲喜こもごも、涙を流した場面など、堀江さんのイメージも随分と変わった気がしますが。

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「堀江さんの先見性には舌を巻く。やっぱり天才かも(笑)」(佐藤)
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