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プロのアドバイスで遺伝子検査を生活改善に活用 一歩先ゆく「MYCODE」のヘルスケア

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昨今、健康に敏感な人たちの間で遺伝子検査が常識になりつつある。DeNAライフサイエンスが提供する遺伝子検査「MYCODE(マイコード)」は、唾液を自分で検査キットに採取して送るだけという手軽さと、検査の精度の高さで定評があり、そして、アフターフォローの手厚さも特長。検査結果を最大限生かすサポート体制とはどんなものか、「MYCODE」の健康サポートを監修する管理栄養士に聞いた。

株式会社DeNAライフサイエンス MYCODEグループ・管理栄養士

北村 実穂子 きたむら みほこ

株式会社DeNAライフサイエンス MYCODEグループ・管理栄養士。「MYCODE」の健康相談アドバイザーのほか、プロスポーツ選手への栄養指導、子どもたちの食育など「食と健康のプロ」としての豊富な実績を持つ。

病気の大半は生活習慣の改善でリスクを減らせるが…

毎年、健康診断や臨床検査を受けてはいるものの、義務的に受けていたり、結果に一喜一憂して終わりにしてしまっている人は少なくない。また、忙しさにかまけて健診自体をおざなりにしてしまっている人はいないだろうか。

「2017年 臨床検査全国意識調査 集計結果報告」(日本臨床検査薬協会) によると、皆、健康診断・臨床検査の大切さは認識しているものの、受けないデメリットに対する意識は低い。目的も、異常が無いことを確認して安堵するためだったり、良くない結果だった場合も、食生活で”何かを控える”程度で、その後の検証は一年後……という具合だ。

また、さまざまなデータが並ぶ健診結果を理解している人は全体の約3割程度で、若い人ほど理解度は低くなっているという。

病気のかかりやすさは、病気にもよるが平均すると遺伝要因が3割、生活習慣要因が7割だといわれている(※)。自分に合った生活改善ができれば大半の病気はリスクを下げられるのだが、せっかくの健診が生かせないでいるとしたら、もったいないことだ。

※主な疾患(胃がん、肺がん、大腸がん、前立腺がん、乳がん、冠動脈性心疾患)における遺伝要因と環境要因の平均的な割合。病気によって、遺伝要因と環境要因の割合は異なります。
[出典]1. N Engl J Med.2000 Jul 13;343(2):78-85./2. Int J Cancer 2002,;99(2):260-6./Genet Epidemiol 2001; 20(1):107-116/3. Eur.J.Hum.Genet. 2007; 15(8):872-7./Circulation 1980; 61(3): 503-8

検査結果を視覚的に理解できる「MYCODE」

DeNAライフサイエンスが提供する 遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」は、遺伝子による病気のかかりやすさや、体質的傾向が最大280項目検査できる。

検査結果レポートでは、各種のがんや免疫系の病気、生活習慣病、認知症など最大150項目の病気について、「日本人平均と比較して何倍の発症リスクがあるか」「日本における患者数」「MAX値に対するリスクの度合い」などの指標に基づき、病気のかかりやすさが視覚的に示される。

結果一覧MYCODE検査結果MYCODE

また、一つひとつの病気についての説明や初期症状、リスクを下げるためのヒントなどもわかりやすく具体的だ。

病気説明MYCODE予防へのヒントMYCODE

これだけでも病気発見や生活改善に役立つが、さらに有料サービスの「MY健康サポート」 (2980円税別)を利用すれば、保健指導や栄養指導の経験豊かな管理栄養士が個別相談に乗ってくれる。管理栄養士・北村実穂子氏は言う。

「『MYCODE』で調べられる150の病気のうち、約30は特に生活習慣が大きく影響します。自分でできることから改善し、病気になりにくい体作り”ヘルスケア”に役立ててもらうというのが、遺伝子検査の本来の目的です」

マンツーマンで寄り添う「MY健康サポート」

「MY健康サポート」は1回50分、管理栄養士と1対1で面談ができるサービスだ。遺伝子検査の結果を基に、生活全般に対するアドバイスや気になる病気の予防法、生活改善の中でも特に優先すべき項目などが相談できる。

面談は直接会って話すか、テレビ電話による相談かが選択可能。顔を見て話せるので、電話やメールでの相談よりも安心感があると評判。

「私たちは医者ではありません。何か言って怒られる心配が無いからか、生活習慣について正直に話してくれるお客様が多いですね(笑)。だからこそ、その方が実践しやすい方法を考えて提案できます。

例えば、タバコもお酒もやめられないという方には、『代わりに野菜を今より多めに摂るようにしませんか。1日350gの摂取が理想ですが、苦手なら今よりも100g増やすだけでも毎日続ければ、がんのリスクがこれだけ下がります』というように、具体的な数字やデータで示しながらお話しします。

いくつか選択肢を提示すると、『これなら自分にもできる』という前向きな反応が返ってくることが多いですね」(北村氏)

健康のためとはいえ、いきなり完璧を目指すのはハードルが高いが、”実践可能な落としどころ”を専門家と相談しながら一緒に探せるのはありがたい。目標や、やるべき内容が明確になることで健康への意識づけになり、「がっつり系の肉料理→魚や野菜のヘルシー系に変更」という行動変化につながるというわけだ。

エビデンスに基づく信頼性のある健康アドバイス

「MYCODE」および「MY健康サポート」のユーザーは、30代後半から40代がメインで、自己コントロールに長けた管理職が多いという。

「健康意識が高く、自分の体のために何かしたいと積極的に考える方たちは、『正しい情報が知りたい』『効果の確かなものを実践したい』という要望が強い。それに応えるため、私たちはエビデンスが確立している情報のみを精査して提供しています」(北村氏)

MYCODE

面談に際しては、ユーザーは事前に生活習慣に関するアンケートに回答し、管理栄養士はそれを基に最適化した資料や情報でカウンセリング。面談後は”振り返り”として要点をまとめたレポートを提出するが、もちろんそこにもアドバイスの根拠となった文献や研究の出典が明記される。

ほかにも、多くのユーザーから問い合わせがあった内容については、サイト内の「MYCODEトピックス」 のコーナーで、コラム記事として情報提供を行うなどしてフォロー。また、遺伝子にまつわる豆知識や最新研究などを紹介するエンタメ系コーナー「MYCODE fumfum」 も面白い。

ユーザーが求めれば、その答えがさまざまな形で返ってくるというのが、本サービスの魅力といえる。

将来の話ができるのが「MYCODE」の強み

「MYCODE」の最大の強みは、遺伝子情報に基づく”未来の病気の予測”が立てられるという点。

病気の標的がある程度絞れれば、具体的な対策をする気にもなる。それがエビデンスで効果の確認された対策なら、おのずと信頼性や意気込みも違ってくる。半年、1年、3年と生活改善を続けた先に待っているのは、”健康な自分”だ。それを具体的にイメージさせてくれる北村氏の存在は大きい。

自身の最近のテーマを「ユーザーとの寄り添い」という北村氏。

「自分の体の特徴(個性)を知り、それに対する正しい知識をつけることが、病気への不安を払拭する第一歩と考えます。そのお手伝いをするために、私たち『MY健康サポート』の管理栄養士は、良き相談相手であり、コーチであり、有益な情報源でありたいと思っています」

有象無象の情報があふれる現代社会で、自分一人で正解を得ることは難しい。北村氏のように専門知識を持ちながらユーザーと同じ目線に立ち、ともに健康作りの道を探してくれるパートナーがいればまさに百人力だ。

»DeNAライフサイエンス「MYCODE」公式ホームページへ