ウーバーが名古屋のフジタクシーと提携
経済

ウーバーが名古屋のフジタクシーと提携

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2018年9月初旬、自家用車のオーナー(ドライバー)とタクシー利用を予定するユーザーをスマホアプリでマッチング、ライドシェア(相乗り)で既存のタクシーよりも割安なサービスを提供するというビジネスモデルで世界的に注目を集めるウーバーが、名古屋に本拠を持つフジタクシー・グループ(梅村尚史代表取締役)と提携。

Uber Japanモビリティ事業ゼネラルマネージャーのトム・ホワイト氏(左)と、フジタクシーグループ代表取締役・梅村尚史氏(右)。

ウーバーが日本の運輸事業者と配車関連ビジネスで握手を交わしたのは初で、今回はスマホアプリによる配車サービスに限定したもの。

国内ではウーバーが推進する自家用車を使った相乗りは、「白タク」として違法行為となるが、一方では政府が「インバウンド4000万人」構想を推進するなか、タクシー不足も懸念されているのも事実。

今回の提携を冷ややかに見る同業他社も少なくないが、「先行者はとかく非難されるもの。ウーバーの進出により仕事が失われるとしてロンドンなどではタクシー運転手のストが発生しているが、ウーバーの本懐は、AIを駆使したマッチングサービスのモデルであり、この仕掛けにいち早くアクセスしたフジタクシーの先見の明をむしろ評価すべき」(IT業界経営者)といった意見も少なくない。