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自分の声が届けば若者は政治に参加する?眉毛ガール・井上咲楽を招いた「若者の政治参加検討チーム」会合第3回

2017年04月19日
読了時間: 02分00秒

自民党の若手議員が中心となって結成した「若者の政治参加検討チーム」の会合第3回を開催。今回は「ワイドナショー」(フジテレビ)にワイドな女子高生として出演し、"眉毛ガール"で知られるタレントの井上咲楽(17)と、ストックホルム大学国際比較教育修士課程に在籍する両角達平(29)が参加し、「スウェーデンの若者はなぜ政治参加に積極的なのか!?」をテーマに意見交換した。

日本がスウェーデンに学ぶこと

ご存じのとおり、現在の日本の国政選挙の投票率は56.08%(2016.7 参院選)ととても低い。では、世界でもとりわけ低いのかというと実はそうでもなく、イギリス66.1%(2015)、フランス55.4%(2012)、アメリカ68.3%(2016)と、ほかの先進国もそんなに高いわけではない(参照:International IDEA )。

そんななか、ずば抜けて高いのが北欧。ノルウェー78.2%(2013)、アイスランド79.2%(2016)、スウェーデン85.8%(2014)と軒並み80%前後をマークし、数十年さかのぼってもそれは変わらない。

中でもスウェーデンは18~29歳の若者の投票率が81%もあり、若い政治家がいることでも知られている。選挙権・被選挙権は国政も地方の18歳で、現在は16歳選挙権を導入するかどうかが議論されている。ついこの前、18歳選挙権が解禁された日本とはえらい違いだ。

また、現在最年少の国会議員は、穏健党青年部所属のヤスペル・カールソン氏という22歳の若者。さらに2014年の連立内閣では、27歳の女性アイーダ・ハジアリッチ氏や、29歳のガブリエル・ヴィークストロム氏(ともに社会民主党)ら20代の大臣が誕生している。

自分の声が政治に届けば...

そんなスウェーデンに学ぼうという今回の会合では、同国の「教育調査省 若者政策・一般教養局」を例に、日本においても若者の政策を進める大臣の必要性が挙げられたほか、政党の青年部や全国の生徒会、NGOなどの声を中央政府に届けることができる全国若者団体協議会(LSU)などの"傘組織"の必要性が語られた。若者は自分の力が政治に影響する"影響力の行使"を知る必要があるということだ。

進行の鈴木隼人議員は、「民主主義に限界を感じている」という井上咲楽ら若い世代の声を大事にしたいと語る。

「政治が身近なものに思えないという井上さんの指摘はとても大事。それは政治家の責任で、自分も含めて、わかりやすく伝えることがミッションだと思っています」(鈴木議員)

ただ、会合は今回で3回目だが、まだ問題点の列挙に留まっている印象。年内に提言をまとめることはできるのかという問いに対して鈴木議員はこう語る。

「僕も経産省で長く役人をやってきて、法律を作ればいいとか、予算を投げればいいといったことで世の中が変わってくれるのであればいいですが、そうではありません。

制度だけ作ればいいのではなく、もっと現場に落とし込まなければいけない。そこまでやって初めて社会が動いていくのだと思っています。言いっ放しには絶対にしません」

◇出席者 井上咲楽(タレント)
両角達平(ストックホルム大学修士課程)
[議員]小倉将信氏(35・2期)、小林史明氏(33・2期)、鈴木憲和(35・2期)、鈴木隼人氏(39・1期)、宮路拓馬氏(37歳・1期)、村井英樹氏(36・2期)、佐藤啓氏(37・1期)、山下雄平氏(37・1期)ほか
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