2016年春卒業の学生インターンを受け入れる企業が、昨年より約6割も増える見通し。従来は交通費程度を支給する企業が大半でしたが、より優秀な学生を集めるために高額な報酬を支払う企業も出ているほか、募集人数を増やす企業も。
就業体験を通じて業界や企業への理解を深めることがインターンの目的とされていますが、実際にはインターンでの成果が本番選考に大きく影響。2016年卒の新卒採用をめぐっては、経団連の「採用選考に関する指針」の変更によって、これまでより4ヵ月程度後ろ倒しになり、大学4年の8月から選考(面接など)解禁されますが、実質的にはインターン受け入れが始まる夏休みが就職活動のスタートになっています。
尊徳編集長の解説でニュースが”わかる”!
Q.企業がインターンシップを受け入れる目的は、優秀な学生の囲い込みでしょうか?
A.囲い込み、というか学生側と企業側のミスマッチが起きなくなるように、でしょう。
インターンシップは、企業と学生がお互いに合うか合わないか、判断する基準ができますよ。少しの面接だけで一生の仕事を決めるよりよっぽどいい気がします。
Q.インターンシップをすることで、ミスマッチは減ると思いますか?
A.減らないでしょうね。
だって、学生は名前の通った会社にしか行かないと思うから。もっと興味を持っていろんな会社を試したらいいと思いますが、中小企業には行かないでしょ。
大手よりもっとキラッと光って、自分に合う中小企業、たくさんあると思うんですけど。(佐藤尊徳)
[参考:「インターン導入6割増」(日経新聞3面 2014年7月18日)]
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