世界のカジノ~ラスベガス・マカオ・シンガポールだけじゃない!

2014.11.10

社会

0コメント

日本におけるカジノの行方を探るために、海外のカジノに目を向けてみよう。ラスベガスやマカオなどの有名どころ以外にも、世界にはカジノを導入して成功している国はいくつもあるようだ。

世界のカジノ事情

都市単位で考えれば、はやりカジノのメッカは「ラスベガス」「マカオ」が世界の2強。だが、施設ごとのゲーム機数で見ると、1位はアメリカ・コネチカット州のレッドヤードの「フォックスウッズ・リゾート・カジノ」、2位も同ニュージャージー州のアトランティックシティ(AC)にある「ボルガータホテル・カジノ&スパ」となる。

日本人にとってどちらもなじみが薄いが、前者に至っては一度に7,000人がスロットマシーンに熱中できるというから驚きだ。

どちらもニューヨークという大都市圏を後背地とするのがミソで、これは香港や広州に近いマカオも同じ。特にACはこの地の利を生かしてカジノ都市として急成長、ベガスのお株を取るほどの勢い。

「あれ、賭博が合法のアメリカの州は、ベガスがあるネバダ州だけでは?」と思うかもしれないが、ニュージャージーは1976年に解禁。一方、レッドヤードはネイティブ・アメリカンの居留地で、実は困窮する部族の存続を賭し、居留地の自治を盾にカジノを強行、連邦政府と裁判ざたに。いわゆる「インディアン・カジノ」と呼ばれ、1988年条件付きで賭けごとが認められるという、いわくつきである。

世界のカジノ・ランキングTOP20

ランキングTOP20

 

マリーナベイ・サンズ
シンガポールのIRは、日本同様のリスクが懸念されるなか、紆余曲折あって2011年に開業。その一つ、マリーナベイ・サンズはゲーム機数で第12位にランク、日本では某CMでおなじみだ。
ベラージオ(ラスベガス)
ベラージオ(ラスベガス) 写真/Las Vegas News Bureau 至るところにエンターテインメントが散りばめられたラスベガスのなかでも、ひと際目を引くベラージオの噴水ショー。
ベネチアン・リゾート・ホテル・カジノ(ラスベガス)
ベネチアン・リゾート・ホテル・カジノ(ラスベガス) 写真/Las Vegas News Bureau 4000を超える客室数を誇るベネチアンは、なんとホテル内に運河が流れる豪華さ。