どの国でも、国を率いる宰相の健康問題はトップシークレットに分類される。むろん、国の安全保障に直結するからであるのは言うまでもない。現在の内閣総理大臣である安倍晋三氏は、2007年の第1安倍政権時、持病を理由に辞任したといわれている。隣国が騒がしいなか、いま彼の健康面を管理しているのは誰なのか?
政権維持に持病のケアが欠かせない安倍首相
我が国のトップ、安倍晋三首相(62)が、潰瘍性大腸炎という持病を抱えているのはご存じの通りだ。森友、加計の2つの学園の疑惑に追い詰められ、内閣支持率が30%割れの危険水域にまで突入すると、そのストレスから持病が悪化し、首相の座を投げ出した第1次安倍政権の悪夢が再来するのではないかと取り沙汰されたりもした。
やはり、安倍首相にとって、持病のケアが政権維持にはなによりも大事。そこで、30年以上にわたってかかりつけとなっているのが、慶応大学病院(東京・信濃町)である。
現在の主治医は、腫瘍センターに勤務する50代前半の准教授だ。慶応大学病院の関係者によれば、
「前任の主治医は、第1次安倍政権のとき、外遊にも一緒に付いていき、安倍総理の体調管理を行っていました。その前任者が定年になって、別の大学病院に移ったのに伴い、その部下が安倍総理の主治医に昇格したのです」
ところが、この新たな主治医が、我が国の安全保障にかかわるセクションで懸念の種になっているという。ある公安関係者が明かす。
「実は、安倍総理の主治医は1970年、両親、他の兄弟らとともに朝鮮籍から帰化しています。主治医は次男で、帰化した兄弟3人がのちに医者になっている。教育熱心だったに違いない父親は、東京の大塚駅前でキャバレーを経営したり、不動産業などでも儲け、かなりの資産を築きました」
監視の目を光らせておく必要がある
しかも、父親は帰化後も、朝鮮総連の大物商工人と浅からぬ関係を持っていたのである。公安関係者が続ける。
「かつて、日本名を金村博司という在日朝鮮人が、『ハクヨシ』というパチンコ会社の経営していました。金村社長は北朝鮮にかなりの額の献金をし、金正日総書記から勲章を授与されるほどの大物商工人でした」
北朝鮮本国との太いパイプをバックに、のちに経営破綻する東京朝銀から多額の融資を受け、パチンコ店をあちこちに出店していった。
「しかし、1990年に大蔵省による総量規制が導入されると、『ハクヨシ』は過重な金利負担に加え、土地の処分ができなくなり、経営が傾いていきました。そこに手を差し伸べたのが、安倍総理の主治医の父親でした。金村社長に対して、5億円近い金額の融資したのです。
結局、『ハクヨシ』は1991年に倒産に追い込まれた。すると、父親は、『ハクヨシ』の持っていた八王子と高円寺のパチンコ店を競売で手に入れ、パチンコ経営にも乗り出しました」(同)
現在、その父親はすでに他界し、3兄弟の帰化後に生まれ、医者の道を選ばなかった四男が事業を受け継いでいる。早々に、パチンコ店は第三者に売却したものの、不動産業のほか、ラブホテル経営などにも進出しているという。
「帰化した在日朝鮮人、そして、父親が朝鮮総連の大物商工人と近かったからと言って、安倍総理の主治医が、その診察内容を治療以外の目的に利用すると想定しているわけではありませんし、むろん、そのような証拠も持ってはいません。
ただ、安倍総理の健康問題というトップシークレットにアクセスできる人たちには対しては、その周辺も含めて監視の目を光らせておく必要があるのです」(同)
お隣の国の独裁者が、拉致問題を棚上げにしてながら、核・ミサイル開発に邁進する限り、絶え間なく、情報戦を続けていかなければならないのである。