文化シヤッターから、家中の窓シャッターをスマホのアプリで操作できる新製品が登場した。管理のしやすさに加え、防災や防犯、省エネまで期待できるこの製品、どんなモデルケースが考えられるだろうか。
いまどきは窓シャッターの開閉もスマホで
近年、台風やゲリラ豪雨などの異常気象が頻発するなか、社会全体で防災意識が高まり、身近なシャッターの存在意義が大きく見直されている。
シャッターの国内シェア約4割を占める同社は、防火シャッター、防火ドアの製造・販売で長く防災に取り組んでいる。同社が日本で初めて製造、普及させた住宅用窓シャッターは、台風や竜巻の強風、飛んでくる木材や石からの窓破損被害を防ぐ一助となることから、戸建てに普及している。
より快適な使い心地を追求し、同社はスマホで家中のシャッターを一括管理できる新製品「マドマスター・スマートタイプ」を発売。電気を可視化して効率的に節電するパナソニックの「スマートHEMS」(※)にも連携し、期待が高まっている。スマホで操作できれば生活にもなじみみやすい。今まで以上に広く窓シャッターが普及する可能性がある。
※「スマートHEMS」はパナソニックグループの登録商標です。
「マドマスター・スマートタイプ」の特長
スマホで個別&一斉操作が可能
これまでは窓シャッター1台につきリモコン1個が必要だったが、「マドマスター・スマートタイプ」ならスマホのアプリを使って、家中の窓シャッターを32台まで一括管理できる。グループに分けて「リビング」と「子供部屋」だけ操作することも。
タイマーで制御可能
「おひさまタイマー設定」により、曜日や時間を設定して自動開閉を行うことが可能。日の出、日の入りに合わせた開閉や、毎週月曜日の朝7時に「1階居間」の窓シャッターを開ける、など繰り返し機能も利用可能だ。不在時も在宅を装えるので防犯効果も。
シャッターの状態を外出先から確認可能
アプリ内では、それぞれの窓シャッター表示の脇にアイコンがつけられており、開閉状態を確認することができる。外にいても、窓シャッターが開閉された場合、メールによって通知してくれるシステムも利用できる。防犯にもなる機能だ。