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F-35猛烈セールの米ロッキード・マーチンとF-3をあまりPRしない日本勢の温度差が印象的だった「国際航空宇宙展」

2018.12.04

技術・科学

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11月28~30日に東京有明のビッグサイトで「国際航空宇宙展2018」が開催。目玉は屋外展示された米ロッキード・マーチン製のステルス戦闘攻撃機F-35Aのモックアップ(原寸模型)だ。

遊園地の乗り物のように一般人にもコックピットを開放する大盤振る舞いで、連日長い行列が。操縦席前面には数数の液晶ディスレイが並ぶだけのシンプルさで、すべての情報はここに映し出される。

「右レバー上部の赤ボタンがAMRAAM(米製の中距離対空ミサイル)、そして握り手部分前方の赤いボタンが機関砲だよ」とスタッフのセールストーク(?)も饒舌。

「F-35を計100機購入する」と安倍首相 が断言、トランプ米大統領を大いに喜ばせたり、さらには海上自衛隊の「いずも」型護衛艦(事実上の軽空母)に垂直離着陸型のF-35Bを艦上機として導入、との防衛省の見解が出されたりの直後だったこともあってか、同社社員もノリノリ。A型のモックアップの横でスタッフが、B型のステッカーを熱心に配布、「日本の納税者の皆様、B型もたくさん買ってね」と言いたげだ。

一方、現在日本が国産開発(?)を進めるF-3だが、主体となる防衛装備庁のブースにはそのイメージ図展示すらなく、同機に採用予定のエンジンの実証試験用モデルの一部が“そこはかとなく”出展されているのみ。両者の対応の違いが印象的な展示会だった。