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日本列島カジノロワイアル カジノは有りか無しか~大王製紙元社長、あの井川氏が獄中からコメント!

電子雑誌「政経電論」第7号掲載
2014年11月10日
読了時間: 04分27秒

統合型リゾート施設(IR)を全国に建設し、世界のセレブを集めて経済再生の起爆剤にしようという動きが本格化しはじめた。目玉はカジノ解禁で、ラスベガスやマカオのような魅惑都市が将来、あちこちに出現するかもしれない。だが、年間数兆円の経済効果との皮算用がある一方で、付随するさまざまな危険を心配する声も。果たして21世紀の黒船襲来の成否は。

日本にカジノがやってくる!?
カジノ法案って何?

 2014年秋からの臨時国会での成立を目指す大型法案が「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案(IR推進法案)」で、いわるゆカジノ法案だ。2013年12月に自民党などの国会議員による超党派組織「国際観光産業振興議員連盟(カジノ議連)」が国会に法案を提出、これまで審議が進められてきた。

 正式名は一見難解だが、要は"カジノがウリの大型リゾートを造るために、地ならしするための法律案"で、これが成立しても、すぐさま賭博場は開けない。そもそもカジノは日本ではご法度。だから合法化しなければならず、ほかにも関連する法律の見直しや新設、規制緩和などクリアすべき事柄がテンコ盛りなのだ。

 同法案のポイントは下記の5つ。
[1]政府が「カジノ管理委員会」を設置し、一元的に監督
[2]管理委は内閣府の外局が統括
[3]カジノ施設の運営は民間(公営ギャンブルではない)
[4]「IR特区」を設定しこのなかでだけ賭博を認める
[5]IRは「国際競争力の高い滞在型観光」「地域経済振興」「カジノ収益の社会への還元」の3つを目指す

 特に注目は[2]の外局をめぐる綱引きで、数兆円にも上る利権を実際問題どこの省庁が握るかだ。現在、競馬=農水省、競艇=国交省、競輪・オートレース=経産省、スポーツ振興くじ(totoなど)=文科省、宝くじ=総務省、パチンコ=警察庁が監督。カジノができると、彼らの権益が荒らされかねず、この辺りの攻防戦も激しくなりそう。また"金のなる木"がなかった厚労省がギャンブル依存症をキーワードに触手を伸ばしているという。ただ、与党の公明党が難色を示している上に、カジノ推進派であった女性閣僚が次々と退任に追い込まれているだけに、スムーズに法案が成立するか予断を許さない状況だ。

獄中より 大王製紙元社長、あの井川意高氏がカジノ法案を語る

あなたは日本でカジノを認めることに賛成? 反対?

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