中国占術から見る日本経済の発展と今後

2015.7.10

経済

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数多の検証を重ねてきた凄腕の風水師。独自の視点から日本経済の発展と今後を読み解く。

レイアウトにオブジェクトを設置して運を上げる

私の職業はひと言でいうと「風水師」です。皆さんがよくご存じの”西に黄色”とかいうやつです。私の風水では”西に黄色”はやりませんが、部屋のレイアウトにオブジェクトを設置して運を上げることが仕事です。

私の行う風水は、家の中に擬似的な山と川を作ります。山はおおむね、健康運、家庭運などを意味します。川は金運です。風水の初心者、検証例が少ない風水師、発想が乏しい風水師は川ばかりを重視しがちになるのですが、私が何百例と検証をしてきたなか、もっとも重要なのは山であると確信しています。

金運も山をしっかりと作ることで上がることがわかっております。このことは、日本の発展と山の相関関係で驚くほど説明がつくのです。まず、図1をご覧ください。

図1

これは、風水で用いる「飛泊」とよばれる魔法陣です。縦横斜め、どこを足しても15になり、最も安定した形といわれています。風水をはじめとした中国の占いは、この魔法陣をさまざまに活用します。

図1の盤は、方位を示します。3は東、9は南、7は西、1は北です。日本の地図は北が上になるので、この図のままだと分かり辛いので図2のように変換します。

図2

これで北が上、東が右にきてわかりやすくなりました。次に第二次世界大戦以後の年代を古来より中国で扱われている技法により区切っていきます。

古来の技法

今、われわれが生きている2015年は8運ということになります。さて、この方位と、4から8までに分けた年代に、東京から見た「山」の位置を合わせてみます。

地図

4運の時代、首都東京より図1の4の方向、すなわち南東は、地図で見てもわかる通り、高い目立った山がありません。1929年には世界恐慌もあり、その後の第二次世界大戦で多くの日本国民が貧困にあえいだ時代でした。次の5運は中心を意味しますが、やはり高い山がありません。戦後の復興はあったものの日本全体の景気が良かったとはいえません。

しかし、6運(1964年~)に入ると東京オリンピックを皮切りに、新幹線の開通、高度経済成長、所得倍増、列島改造論と急速に日本経済は成長していきます。東京からみて6の方向、すなわち北西は地図で見てわかる通り大きな山が連なっているのがわかります。その時代を経て7運に突入します。

7運(1984年~2003年)は日本経済が最も華やいだ時代といっても過言でもありません。バブル景気が沸き起こったのは誰しも記憶に鮮明なところでしょう。この7が指し示す方角、すなわち西には、日本最高峰である霊峰富士が存在します。1991年に入り、バブルが崩壊し一部の投資筋が破綻したものの、一般人レベルではあまり影響もなく、その後も日本経済史上、もっとも長い経済成長を遂げた時期でもありました。

8運(2004年~)に入ってからも、8の方位に奥羽山脈が存在し日本経済は成長の一途を遂げております。2004年からは1993年に始まった雇用不況、すなわち”失われた10年=ロストジェネレーション”も終わり、株式市場ではベンチャー企業による上場バブルもあり景気の成長を遂げました。

途中、2006年のライブドアショックや2008年のリーマンショックなどにより、景気の加速は止まったものの、安倍総理の再任以後は「アベノミクス」効果で、大手企業を中心に日本経済は成長を遂げております。2020年の東京オリンピックまでは、物理的に日本経済が成長していくことは誰しもが予測可能なところです。

2024年以降に日本政府の力の失墜がある

先述してきた東京と山の位置関係は、図4が示す経済学的な視点でもある人口分布からも説明がつきます。

図4

6運(1964年~)からの経済成長は第一次ベビーブームによって生まれた団塊の世代(1947年~1950年)が労働力となって金を稼ぎ、消費をしたことによっておきました。

その次の7運(1984年~)は、団塊の世代が30代後半から40代、50代の働き盛りに突入し消費の量が頂点になった頃です。ついで、現状の8運(2004年~)は、その団塊の世代の子供=第二次ベビーブーム世代が社会人となり、消費を多く起こす年代に突入した頃です。さて、そうなると続く東京オリンピック以後の9運(2024年~2043年)はどうなるのでしょうか?

9運の示す9の方角は南。東京からみて南は海しかありません。その180年前の9運(1844年~1863年)では、江戸幕府の力が落ち幕末の騒乱があったように、2024年以降も日本政府の力の失墜があると私は想定しております。

考えられることとしては、図4の人口分布から考えても、2024年以降は、第2次ベビーブームの世代も年金受給の時期に入ることにより、日本全体の貯蓄高の減少が起こり、国債の買い手が海外に移行して、国債の権威失墜でハイパーインフレなどの事件が起こり日本経済は低迷すると予測できます。また、少子化世代が第1次、第2次ベビーブームが大量の老人を抱え、労働人口も激減することより、年金システムの破綻も起こりかねません。

しかし、それを超えた1運(2044年~)にはまた日本経済は回復をすると私は予測します。1は北を示します。そこには新潟や長野の山々が連なります。理論的にも、その年代には第一次ベビーブームの団塊世代のほとんどが他界し頭でっかちも解消される上、その年代の労働層が寸胴型の人口分布となることにより、再度の安定が図られるからです。

ビジネス風水診断士 紫雲
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