編集長ブログ

久しぶりにアメリカに行ってみた

2018.11.12

その他

0コメント

先週、急遽ロサンゼルスに行くことになった。日本での会食予定もあるので、1泊3日の弾丸ツアーだ。恥ずかしながら、アメリカには10年ぶり以上行っていない。1年に1度から2度は行っていたのが、もう20年も前になるか。

ホントに急遽決まったので、パスポートが切れてないか心配なくらいだった。あたふたしていると、うちの旅行会社の人間が「社長、エスタが必要ですよ」と。うっ、エスタってなんだ?ビザの代わりに電子渡航証明書というものが必要らしい。以前はなかったのに、、、

大使館に行くわけでもなく、必要事項をローマ字で書き込み、送信すれば72時間以内に認証される。犯罪歴など問題がなければだが。途中で何度も余計なキーを押してしまい、何度もやり直しになってしまったが、68時間前に送信が出来た。最大の72時間かかってしまったらどうしようなどと考えていたら、画面上は15分で承認された、との文字が。

証明書も何もないが、アメリカ本国のサーバーには承認マークがあるのだろう、くらいに思い当日成田に向かった。

成田ではパスポートを機械で読み込みイミグレーションを通れた。へ?出国のゴム印は押さないんだ、と感心してしまった。2年前に上海に行った時には羽田でちゃんとゴム印を押してもらったがこれは簡単でいい。

久しぶりに降り立ったLAXの空港。イミグレではずらっと外国人が何重にも折り返して並んでいる。その前に、成田にあったような電子機器にパスポートをかざした。こちらは、エスタを申請して通っているのだから、あの列には並ばなくていいだろう、と思いきや、バツ印が出てその列に並べと。

何のために14ドルも払ってエスタを申請したんだ、と心の中でぶつぶつ思い、迎えの人達に連絡も取れない。聞くとそのソーンは圏外になってしまうのだとか。結局1時間後にようやく出国することが出来た。右手も左手も全ての指紋を取られ、何か犯罪人にされたような気分だ。

テロへの警戒があるのだろうが、どうも納得がいかない。トランプ大統領になってからより一層厳しくなったのだと。やっぱりどうもあのおっさんは好きになれん。

僅か20時間の滞在で、仕事も何とかこなし、朝6時に出発、再びLAXのイミグレーション。さすがに出国は楽だろうと思ったが、そうでもない。というか、時間はそんなにかからなかったのだが、全員靴まで脱いで探知機に掛けられる。ベルトをしたまま入ろうとしたら、ベルトを取れ、と。そして両手を上げてこちらも金属探知機に。なんかとても嫌な気分だ。

確かに、ハイジャックされたら元も子もないから仕方がないとは思うが、屈辱的な気分だ。2年前の上海ではそこまでではなかった。うちの国に入りたければ、この厳しいチェックを文句を言わずに通ってこい、と言われているような気がした。小さなことかもしれないが、これではやはりアメリカは世界から好かれるとは思えない。

日本に着いた。イミグレはやはり20秒で終わり。こちらが日本人ということもあるのだろうが、本当に早い。

それだけチェックが厳しい国だが、僕が降り立った直ぐ近くの場所で、先日銃の乱射事件が起きたし、そのような事は後を絶たない。

これだけチェックが緩い(?)日本は、よっぽど治安がいいと思うのだが。

前のページ

今更何の議論してんだよ、消費税増税

次のページ

桜田義孝五輪相が謝罪

政経電論の新着記事

  • 地球温暖化で収穫できる魚が変化。北海道白糠町が官民一体となったブリのブランド化への取り組み

    2024.11.6

  • 岸田外交は何を成し遂げたか

    2024.10.21

  • 今こそ求められる「社会教育士」、社会構想大学院大学が新講座を開設

    2024.10.1

  • 中国軍機による領空侵犯

    2024.9.28

  • 90周年を迎えたニッカウヰスキーのこれからの挑戦と課題、そしてパイオニア精神とは【爲定一智×佐藤尊徳】

    2024.8.21

佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

新着記事︎

  • 女性局フランスへ

    2023.08.04

  • シーリング効果

    2022.12.07

  • ロシア産原油輸入に上限価格設定

    2022.12.05

  • 記事一覧へ
RSSフィード