編集長ブログ

新年明けましておめでとうございます

2020.01.06

政治

0コメント

本年も宜しくお願い申し上げます。

今年(去年から)は暦の並びが良くて、年末年始は9連休で今日から仕事という方も多いだろう。僕もその一人だ。僕は遠くには行かずにゆっくりと過ごしたが、旅行に出かけた方も多かったのではないか。

年末のゴーン被告のレバノンへの逃亡には驚いた。なめられたものだ。日本の司法制度への不信感や、批判は別として正々堂々と裁判で主張すべきだった。晩節を本当に汚したと思う。彼の「おかげで」日本の司法制度の改革が始まるといいと思う。いずれにしろ、ゴーン被告の身柄を「拘束して」日本の裁判を受けさせるべきだと考える。日本の日産で大きな財産も築いたのだろうし、その責任はある。

僕がスキーのコブ好きなのは、仲間内では有名で、この季節になると雪山の様子が気になる。今シーズンは記録的な雪不足で、各スキー場は頭を悩ませているようだ。昨年、10年に一度と言われる台風が2本上陸したり、気候変動が地球に与える影響が大きいのかと思われる。

今年の大イベント言えば、なんといってもオリンピック(パラリンピック)開催だろう。普段見ない競技でも、オリンピックになると、自国を応援してテレビ観戦してしまうから不思議だ。沢山のメダルラッシュを期待している。日本中が明るくなるといいと思う。

政治的にはその前に東京都知事選がある。地方自治体の首長選挙ではあるが、東京はやはりインパクトが違う。与党自民党が二階幹事長が発言しているように、小池百合子氏(現職)に乗るのか、対抗馬を出して争うのか、その動きに注目される。丸川珠代氏らの名前も取りざたされるが、僕は金持ち喧嘩せずで、小池氏に乗るような気がしている。小池氏もかつての勢いがなく、巨大与党と組むのは願ったり叶ったりだろう。僕個人としては、対決を望んでいるのだが。

立憲民主党と国民民主党が一緒になるとかならないとか。かつての民主党に戻るだけで何の期待感も抱かない。思い切って若い勢いのある人に党首を任せるなどして顔を変えないと(変えたところでだけど)、単なる数合わせで国民からの期待が上がるとは思えない。残念だが、自民党一強は変わらない。さすがに安倍一強はもういいよ、という人が増えているのは確実なのだが、では野党に任せるという人は非常に少ない。どうして野党は支持されないのか真剣に考えた方がいい。

経済はというと、消費税増税もポイント還元度あり、消費が大幅に落ち込むという事もないようだし、NYダウは史上最高値を更新して始まっていることもあり、前半はそこそこ良いのではないか。イギリスのブレグジットももう織り込まれているように思えるし、あまり影響は受けないのではないか。

後半は波乱含みだ。なんといっても11月に行われるアメリカ大統領選挙が全世界の注目になる。今は民主党の候補者選びの段階だが、大統領選は始まっている。破天荒な現職が勝つか、70代後半(有力候補者が高齢)の民主党が勝つか、いずれでも世界は大きく変わる。現職のトランプ氏は選挙対策もあり、経済的には無理をしてでも支えてくると考えられるので、前半はそこそこだと予想する。僕は過激で自国の事しか考えないトランプ氏も嫌だが、社会主義的な民主党の政策をみると、どちらも推したくないという感じか。アメリカの投票権はないので、僕がどうこう言う話ではないのだが。野党の人材不足はアメリカもか。

いずれにしても今年は個人的には良い年になる気がしてる。ネガティブな僕が言うのだから、世間も全体として良い年になるのではないか。明確に何かあるわけではないのだが、なんとなくそういう気がしてる。ということで、皆さんも良い年になりますように。

前のページ

中村哲医師逝く

次のページ

ゴーン氏逮捕によって日本の司法問題が浮き彫りに

政経電論の新着記事

  • 地球温暖化で収穫できる魚が変化。北海道白糠町が官民一体となったブリのブランド化への取り組み

    2024.11.6

  • 岸田外交は何を成し遂げたか

    2024.10.21

  • 今こそ求められる「社会教育士」、社会構想大学院大学が新講座を開設

    2024.10.1

  • 中国軍機による領空侵犯

    2024.9.28

  • 90周年を迎えたニッカウヰスキーのこれからの挑戦と課題、そしてパイオニア精神とは【爲定一智×佐藤尊徳】

    2024.8.21

佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

新着記事︎

  • 女性局フランスへ

    2023.08.04

  • シーリング効果

    2022.12.07

  • ロシア産原油輸入に上限価格設定

    2022.12.05

  • 記事一覧へ
RSSフィード