編集長ブログ

就活ルールって何?

2019.01.24

社会

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経団連が就活ルールを無くすと表明した。政府は学業に支障が出るから、ルールを定めるべきと主張する。

っていうか、何のための学業だ?社会に出て、役に立つために勉強するんじゃないのだろうか?国公立(私立も助成金があるが)は、税金も投入されているから、多少国が学校側に意見を言うのはいいけど、企業側が優秀な学生を囲い込みたい、と思うのは何の問題もないと思う。

百歩譲って、高等教育が国益を担い、それを身に付けなければ社会生活に支障を来す、というのなら話はわかるが、果たして役に立つことばかり教えてるのか?

企業側が望むのなら、大学を中退させて雇ってもいいのではないか?その代わり、転職をしようと思った時に、大卒の資格がなければ不利になるような企業を考えているのなら、それは学生本人が考えることだが。

社会生活を豊かにするために、学業をする環境を整えるのは構わないが、学業が疎かになるから、就活ルールを決めようなど本末転倒。日本では飛び級制度もない。ということで、どんなに優秀でも22歳になるまでは大学を卒業できない、ということになっている。本人が希望すれば、優秀な人材は資格(大卒など)も与えてどんどんと社会に送り出した方が、それこそ社会に為になるのではないか?

あまりに未成熟で社会に適応できないとの疑問があるかもしれないが、大学で社会生活への勉学など教えてはいないのだから、不要な勉学など逆に時間の無駄だ。

大学教育を否定している訳ではないが、それを終わるまで企業側に待て、というのは先ほども言ったように本末転倒。大人が口を出すのは義務教育までだ。あとは自由競争でいいと思う。

就活ルールなど負の遺産でしかない。

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佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

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