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編集長ブログ

水道法改正案可決

2018.07.13

社会

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水道の民営化を含む法案が可決された。

この問題について、スタッフからブログを書けと言われた。

正直、今のところ、僕はこの事に関して賛成でも反対でもない。

元々、僕は民営化推進論者。中曽根内閣時に、国鉄(後のJR)、電電公社(NTT)、専売公社(JT)の民営化をした。これは政治的な腕力がないとできなかった。これは大きな業績だと思う。

国鉄は万年赤字体質だったのが、特に本州のJRはその後上場もして、優良企業になっている。まあ、税金でインフラを整備して、イニシャルコストが掛からずに借金は別に移したのだから、それは当たり前だが。ということで、もう少し謙虚になれよ、と思うことも多々あるが。JR東海では老害まがいの経営者も居座ってるし。

NTTが出来て、民間に通信を解放したことにより、確実に通信コストは下がった。携帯事業者はメガ3社が寡占状態にあり、もう少し料金が下がってもいいとは思うが。特にNTTドコモは最初、NTT移動体通信と言って、NTTのお荷物企業くらいな感じだったのに、携帯全盛になったらNTTの稼ぎ頭になり、今では立場逆転のような感じ。もっと社会に還元しろよ、税金でインフル作ったんだから、と言いたいし、以前、ソフトバンクの孫正義さんが僕に言っていた。

JTはたばこ事業というより、食品会社のようになっているし、まあ、民営化はそれぞれ成功しているだろう。

話が随分と逸れた。僕の悪い癖だ。文句を言い出したら止まらなくなる。。。

水道水は今まで、市町村などの地方自治体が運営していた。それを所有はそのままで、運営は民間企業が請け負う形になる。水は生活インフラで欠かせないものだから、効率化のみが必要とは思わないし、もしかしたら、料金が上がってしまうかもしれない。

生活には不可欠な水道水の料金が跳ね上がることは避けなければならないが、それなりのコストはそれぞれが負担するのは当然だ。

ということで、今後の運営の方法を我々が監視していくことが大事だ。

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佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

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