編集長ブログ

まぐろの初セリ

2019.01.08

社会

0コメント

3日前の話なので、もう風化してしまっていてすいません。

恒例の初セリが行われた。築地から移転して、豊洲で初めて行われる初セリ。

注目はマグロを幾らで落とすかだったが、史上最高値の3億3360万円で常連の「すしざんまい」木村社長が競り落とした。

1キロ百万円以上だから、べらぼうに高いし、これで減価償却しようとは思っていないだろう。

ま、でも年初めの景気付けにはいいことだと思う。セリ相手の「やま幸」の山口社長も3億までは用意していたというのだから、庶民には羨ましい話だ。

しかし、法人として利益が出ている会社であれば、40%弱の法人所得税を納めなければならないので、経費と認められる(だろうと思う。あまりにべらぼうな金額だと相手への利益供与などにあたり、損金算入が出来ない場合もある)だろうから、実質は2億円弱で買ったことになる。

しかも、これだけメディアが流してくれれば、広告換算すれば大きな金額になるはずだ。このネットの時代、勝手にみんなが拡散してくれる。ZOZOの前澤社長も、100万円を100人に1億円のプレゼントなどで話題をさらい、注目を集めている。行き過ぎなければ(あまりやり過ぎると日本の社会は反感を買う)、これほどいい宣伝効果はない。

ところで、このまぐろの代金は決算上はどんな日目に当たるのだろうか?原材料費か、はたまた広告宣伝費なのだろうか。

前のページ

明けましておめでとうございます

次のページ

ゴーン容疑者準抗告棄却

政経電論の新着記事

  • 地球温暖化で収穫できる魚が変化。北海道白糠町が官民一体となったブリのブランド化への取り組み

    2024.11.6

  • 岸田外交は何を成し遂げたか

    2024.10.21

  • 今こそ求められる「社会教育士」、社会構想大学院大学が新講座を開設

    2024.10.1

  • 中国軍機による領空侵犯

    2024.9.28

  • 90周年を迎えたニッカウヰスキーのこれからの挑戦と課題、そしてパイオニア精神とは【爲定一智×佐藤尊徳】

    2024.8.21

佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

新着記事︎

  • 女性局フランスへ

    2023.08.04

  • シーリング効果

    2022.12.07

  • ロシア産原油輸入に上限価格設定

    2022.12.05

  • 記事一覧へ
RSSフィード