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編集長ブログ

IOCのIOCによるIOCの為の五輪

2021.05.24

政治

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僕自身は五輪を開催しようと中止しようとどちらでもいいのだが、五輪を目の前に控えて、報道も中止か否か、でかまびすしい。

ただ、政争の具に使われていることだけは確かだ。共産党系の宇都宮氏が反対署名を集めているが、純粋な動機であったとしても、僕個人としてはどうも胡散臭く思える。

だからと言って、屁理屈こねて強行開催まっしぐらの政権に対しても、不信感を抱かざるを得ないが。

反対、賛成を今論じても、二分されるだけなので、今日はセンスの無い発言を幾つか挙げたい。

IOCのバッハ会長は「(五輪開催の為に)我々は犠牲を払わねばならない」と発言した。前後の言葉を聞いていないので、この言葉だけ引き抜いてみれば、やはりセンスがないなぁ、と思う。とにかく五輪をやりたいのだろう。それは分かった。ワシントンポストにぼったくり男爵と命名されたバッハ会長は、世間の風を少しでも五輪決行の方向に向かせていかねばならないはず。なのに、この発言では特に日本人の神経を逆なですることは必至。何の犠牲かは不明だが、なんにせよ、犠牲を払ってまで五輪を開催することはない。

また、IOCのコーツ調整委員長の発言はもっといただけない。「緊急事態宣言下でも(五輪は)開催する」との言葉だ。これに関しては、さすがに僕も頭にくる。おめーが決めるな、と言いたい。少なくとも、それでも何とか開催したい、程度の発言に留めるべきだろう。つくづくセンスがないなあと思ってしまう。

デジタル改革担当大臣の平井卓也氏はテレビ番組で、「~国民の命と健康が守られるのであれば、そこを乗り越えて新しいパンデミック下でのオリンピック開催モデルを~」と発言した。一応、前文で国民の命と触れられてはいるが、なぜ、パンデミック下でわざわざモデルを作らなければならない?パンデミックが下火になって初めて開催の可能性に言及できるのでは?もう、これではパンデミック下でも五輪開催は決まっているのだから、大いなる実験をしようじゃありませんか、としか聞こえない。

五輪で絆を取り戻す、と発言した丸川大臣と同様、センスのかけらもない人たちが為政者に多過ぎる。

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佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

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