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編集長ブログ

開催した方がはるかに経済効果があるとは?

2021.05.28

その他

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オリンピック組織委員会の武藤事務総長が「日本経済全体を考えると、五輪を開催した方がはるかに経済効果がある」との発言をした。まあ、やらないよりやる方がそりゃそうだろう。

武藤敏郎氏は財務省の事務次官。当時から非常に可愛がっていただいた。日銀の副総裁室でランチもご馳走になった。個人的には非常に好きな方だ。

でも、この発言は頂けない。立場上そのように言うしかないのだろうが、コロナ禍において、感染拡大リスクと、経済効果のどちらを優先すべきかの理屈は語られていない。それならば、緊急事態宣言を解除して、GOTOトラベルを再開した方がはるかに経済効果が高い、とも言える。

一方カナダのIOC委員パウンド氏は「アルマゲドンが起きない限り五輪は開催する」との発言も。

何が何でもやりたいのは分かった。多分大義名分を付けて何が何でも強行開催するのだろう。

緊急事態宣言の延長が決定する現在、何を言っても逆効果だろうから、平身低頭で発言に慎重にならないと、反発機運は益々上がるだろうに。

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佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

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