税金は受益者負担が原則
2018.09.03
政治
0コメント二日も間が空いてしまった。。
週末に詳しく書くつもりだったのだが、休日に昼からビールを飲んでしまったら、、、、
ということで、仕切り直し。
故石弘光先生に向かって僕は「先生。税は受益者負担が原則。肺がん対策に使うなら1万歩譲って納得もしましょう。しかし、児童手当の拡充をたばこ増税で賄うなどおかしい。少子化と喫煙の因果関係などない。学術的にもおかしいと思いませんか?」と興奮しながら尋ねた。
石先生は、いつもの穏やかな口調で「佐藤君の言う通りなんだけどね、税金は政治そのものだから、、、私もおかしいとは思うけど、取りやすいところから取る、ということでしょ。それから、直間比率の是正と言ったけど、今は直接税と間接税がほぼほぼ均衡だから、是正という言葉は正しくないよ」と説明してくれた。
政府税調としてはおかしい、とは思いながらも、決めるのは政治家だから、というような話だった。
全く収まらず、僕は懇意にして頂いている安倍官房長官(当時、現総理大臣)の所に向かった。
「長官!やはりおかしい。僕は喫煙者だけど、だから怒ってるんじゃないんです。タバコはいつも狙い撃ち。前回は、国鉄の債務の弁済の足しにと増税されました。国鉄に乗ったこともない沖縄県民も同様に、たばこ税を払っています。おかしくないですか?しかも、公明党の主張で児童手当の拡充が決まった。全く許せない!」とまくしたてた。
すると安倍長官は「そんとくさん、でも決めたのは自民党も一緒ですから」と優しくなだめる。
「僕はそんなことを言ってるんじゃないんです。僕は今日からタバコを止めます!」と言うと、
「そんとくさん、それは健康にいいですよ」とうまくいなされてしまった。。。
因みに僕はそれから2年間タバコを止めた。
確かに、僕が直談判したところで、覆るなどとは思っていないが、泣き寝入りはよくない。自分が正しいと思う政治的主張は絶対にするべきだと思うし、それが有権者、と言われる所以だ。納得いかない時には、選挙で意思表示を示すべきだ。僕はほんのごくわずかであっても、やはり行動し続けて行きたい。
石先生が亡くなった報を受けて、思い出した話。
合掌