編集長ブログ

名前変えても、人変えないと無理な民主党

2016.03.12

政治

2コメント

人間は大病か投獄か浪人を経験しないと
大物になれないと、電力の鬼と言われた松永安左エ門氏が言った。

僕は前職の上司・経済界主幹の佐藤氏からよくその話を聞いた。

「私はその全てを経験しているから」と佐藤氏は自慢げに語っていたが、
投獄とは褒められたものではないだろう、、、

とは言え、確かにこのような苦労をした人は
人の痛みがわかるし、自分の順風満帆の人生が挫折し
じっくりと考える機会が与えられる。

浪人と言えば、政治家なら落選議員だ。
僕はよく、友人議員にも一度落選した方がいい、と言っている。

半分は冗談だが、半分は本気だ。

一度落選でもすれば、本当に庶民の気持ちもわかるし、
時間ができるから勉強もできる。

とはいえ、経済的には苦しくなるので、それでも耐えられる基盤は必要だが。
無収入になる(党の公認になれば、党から活動費は与えられるが)し、次の選挙に備えて
人や事務所も維持していかないといけないから、それなりの苦労が待っている。

そんな苦労も経てもう一度政治の舞台に帰ってくれば
一回り大きくなってくるはずだ。

地盤、看板、カバンを持っていて、選挙には落ちない議員も沢山いるが
その批判は別の時にするとして、

民主党の幹部は大逆風が吹いても
当選した人たちだ。当然だが。

岡田氏や枝野氏は、当人たちの努力も当然あって当選してきたのだが、
だからこそ、自分たちの党がどれだけ期待されていないのか
わからないのだろう。

地元の有権者から選ばれたからと言って、
全国民が期待しているわけじゃない。

大失敗した人たちが同じようにいつまでも幹部で
やっていては、いくら新党で名前を変えたところで
誰からも期待されない。

僕は健全な野党が必要だと思うからこそ、
このような意見を述べているのだ。

中堅には優秀な人もいるのだが、世代交代が起きない。

やっぱりしばらく駄目だな、この党は。

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継続は力なり

2コメント

seikeidenron

そんな人しかいないんですよねぇ、、、

2016.03.14 12:39 pm

ゼウス代表

同感
もっと駄目だなと思うのが
維新とみんなの党
節操も何もない
数だけ増えてもね
〜烏合の衆〜

2016.03.13 12:03 pm

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佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

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