編集長ブログ

二階幹事長の「子供を産まない幸せは勝手な考え方」に思う

2018.06.28

政治

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個人の思想は自由。好きなことを思えばいいし、妄想や空想であれば、犯罪的なものでも許される。

でも、与党自民党の大幹事長の発言なら、話は別だ。

もう、こうなるとやっぱり頭が悪いんじゃないか、と思わざるを得ない。

先月は、幹事長代行の萩生田氏が「男女共同参画や男も育児だとか言っても、子どもにとっては迷惑な話」
「赤ちゃんにパパとママどっちがいいか聞けば、ママのほうが良いと言うに決まっている」との発言も、講演で出ている。こんな輩が、日本の政治のトップに君臨していると思うとぞっとする。

一事が万事。一つ一つ取れば、小さな政策の一コマなのかもしれないが、それを公人として口にしてしまうセンスが、どうしても理解できない。

何を想おうと、考えていようと、口や態度に出さなければわからないのだから、それは個人の自由。

怒りとか、もうそういった次元を超えて、呆れるしかない。

発言の真意など関係ない。良く、文脈をたどって、全部聞いて貰えたら発言の意図が分かってもらえるとかいうが、そのような言葉(文脈など関係なく)を発したら、どのように受け止められるか、理解できない脳みそがちょっと腐りかけてんじゃないの?と思ってしまう。政治家としてね。

こんな発言を繰り返すのだから、セクハラに関しても、全く理解が及ばないんだろう。人を小ばかにしてるとしか思えない。不妊治療で苦しんでいる人、欲しくても産めない人、全ての人の気持ちを汲んで、そして全体最適を考えるのが政治家だろう。

「食うや食わずの戦中、戦後、子どもを産んだら大変だから産まないようにしようと言った人はいない」と二階幹事長は発言したとされるが、今は戦時中でもないし。戦後の遺物か?この人は。ある意味天然記念物だな。

 

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佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

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