編集長ブログ

日産・西川廣人社長の責任は逃れられない

2019.03.29

その他

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ガバナンス改善特別委員会・西岡清一郎共同委員長「典型的な経営者不正。日産のガバナンスに改善を要する問題点があったことは明らか」との報告があった。

典型的な経営者不正で、ガバナンスの欠如、ということであれば、西川廣人氏他取締役の責任は逃れられない。取締役には善管注意義務という大きな任務がある。だから、報酬も高い。ゴーン氏は確かに巨額な報酬を得ていたが、西川氏も5億円の報酬を得ているのだから(一部返納)、ガバナンスを欠如させていたのであれば、責任は逃れない。

被害者面してるのはけしからん。

第三者委員会は、他の取締役に関しては議論することではなく、それは日産内で議論することだとして、論点を避けた。

なんかお手盛りだなあ。西川氏への批判をかわし、ゴーン氏一人に罪をなすりつけたい意図がアリアリだ。事件がひと段落ついた後、自らの責任も認めて潔く辞めたら、僕は頭を下げて謝ってもいい。「批判してごめんなさい」と。でも、僕の経験上、こういう人はまず間違いなく居座るもの。

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佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
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