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編集長ブログ

吉本興業の社長って、ほんとに経営者なの?

2019.07.23

企業

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報道はこの事一色だから、今更僕が書くことでもないのだけど。

吉本興業の岡本社長が昨日記者会見を開いた。こんな受け答えをして、いったい何のためにこの会見を開いたのか意味不明。経営者失格だ。

吉本興業は10年程前、元ソニーの社長だった出井さんが率いる投資会社、クオンタムリープがSPC(特別目的会社)を作り、約500億円でTOBをかけて上場廃止になった。それまでは東証一部上場企業で、公開企業だった。上場企業時には何度か社長のインタビューに同行して話を聞いたことがある。故人となった中邨秀雄氏など、まともな経営者だったが。

とにかく、昨日の会見内容は酷かった。と言っても、5時間も見た訳ではないのだが、経営者としてのビジョンがまるでない。

なぜ、宮迫氏を契約解除にしたのか、それを数日で撤回する理由はルールに則ってどんなものだったのか。大物芸人に諭されたから、というのでは、この組織体としてのルールは何なのか、全く理解できない。社長としてのビジョンもなければ、経営理念も感じられない。宮迫氏やロンブー亮氏の会見をみて、自分も泣いて許してもらおうとスケベ心で開いた会見としか思えない。

500億円企業の社長で、ここまで酷い人を今まで見たことがない。僕が株主だったら、絶対にこの社長を解任するね。

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佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

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