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編集長ブログ

祭り(選挙)のあと

2019.07.25

政治

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選挙後の議員会館に行くと悲喜こもごもだ。当選した議員の部屋にはたくさんの胡蝶蘭が送られてくる。あんなに一杯貰ってもなあ、といつも思う。それは嬉しい悲鳴だから構わないのだが。

それよりも、落選議員は悲惨だ。あいさつ回りも済まさなければならないし、直ぐに部屋を引き払わなければならない。通常の引っ越しなら、前もって荷造りをしているだろうが、選挙前から落ちるのを前提に荷造りはしない。縁起でもないし、現職がそんなことをする訳がない。

秘書もほとんどが失業だ。現職は国から3人までは秘書の給与も出るので、秘書も多めに取れる。落選議員はよほど経済的な余裕があれば別だが、収入も無くなる訳で秘書をそんなに雇う余裕もない。よっぽどの大物でもない限り(よっぽどの大物はそんなに落選しないが)、地元にせいぜい一人か二人の秘書しか雇えない。衆議院議員で落選して、その地域の支部長で居られれば党から活動費は出るのだが、経済的な余裕はない。ということでもあって、中には選挙に受かることの方に重きを置く議員も多々いる。本末転倒ではある。

参議院の全国比例ではその名前を書いてもらわなければいけないので、落選した理由は知名度の無さ、ということもあるが、選挙区で落選した議員は、有権者に選ばれなかった、というだけ。

本人に力が足りなかったというのが一番の理由だ。選挙の翌日、ある大物衆議院議員たちと食事をした。彼らが異口同音に言った。落ちる人達は共通点がある、と。全員が全員そうだということはないだろうが、その大多数が横柄で腰が低くない、ということだ。選挙の時には頭を下げて手を振るのだろうが、普段の態度にそうではないことがある。確かにある落選議員は、以前から謙虚さが見えなかったな。参議院選挙は衆議院と違って復活もないからスッキリするわ。

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佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

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