編集長ブログ

ワクチン接種会場を屋外にするって、、、

2021.06.02

政治

0コメント

これから梅雨の季節で雨も多くなる。

小池都知事が、批判を受けていた代々木公園のオリンピックパブリックヴューイング(PV)の設置場所を急遽、大規模ワクチン接種会場にするとぶち上げた。

なんとも違和感がある。ステイホームと言いながら、大規模観戦場所設置などを批判され、観戦が感染に繋がったらどうするという声に急遽、方針転換を言い出したに過ぎなく見える。

都立の体育館など都が抱える屋内施設はたくさんあるのに、どうして屋外にわざわざ接種会場を用意するの?雨が降ったらどうするの?高齢者を傘さして待たせるの?

そもそも、会場設置の為に木の剪定をすることが環境破壊に繋がるとの反対意見から、この問題は広がった。他にも、井の頭公園や上野、日比谷公園でもPVを設置して大規模観戦をする予定だ。都は、抽選をして観戦者を絞ると言うが、そもそもそこまでして、外で観戦させることが、この緊急時に必要か?

代々木公園以外は木の剪定作業がないために注目度が低く、代々木公園がクローズアップしたが為に、代々木のみワクチン接種会場にしたのではと詮索したくなる。他のPVは中止になっていないし。

都議選も近いし、何かここでぶち上げておかなければ、と小池都知事が焦っているようにしか見えない。

都議選に、その後であろう総選挙も有権者がどのような審判を下すのか楽しみになってきた。

前のページ

開催した方がはるかに経済効果があるとは?

次のページ

政治とカネ。二階幹事長

政経電論の新着記事

  • 地球温暖化で収穫できる魚が変化。北海道白糠町が官民一体となったブリのブランド化への取り組み

    2024.11.6

  • 岸田外交は何を成し遂げたか

    2024.10.21

  • 今こそ求められる「社会教育士」、社会構想大学院大学が新講座を開設

    2024.10.1

  • 中国軍機による領空侵犯

    2024.9.28

  • 90周年を迎えたニッカウヰスキーのこれからの挑戦と課題、そしてパイオニア精神とは【爲定一智×佐藤尊徳】

    2024.8.21

佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

新着記事︎

  • 女性局フランスへ

    2023.08.04

  • シーリング効果

    2022.12.07

  • ロシア産原油輸入に上限価格設定

    2022.12.05

  • 記事一覧へ
RSSフィード