編集長ブログ

石の上にも40年

2014.11.17

経済

0コメント

僕の経済誌に携わってきた記憶に頼って書くので、数字の正確性は自信がないけど、ほぼ事実です。

今日の日経新聞一面は東レが炭素繊維を1兆円受注したという記事でした。凄い(・・||||r

繊維業界は東レ、帝人、旭化成といった企業が戦後日本を引っ張ってきました。
特に東レは繊維にこだわり(帝人は医薬品、旭化成は住宅など多角化を進めた)、売上の構成でも繊維がダントツに高い。

東レの中興の祖である故・前田勝之助氏がよく言っていた
「製造業の新規事業は直ぐに成果が出るものでもない。技術を突き詰め、社会に役立つものを地道に作り上げていかないと」

戦後・熊本の焼け野原から、技術力で日本を復興させようと誓った氏の言葉だから重みがありました。

炭素繊維は40年以上前から研究を重ね、ようやく収益事業に育ってきたのです。
日本の技術力頑張れ!

20140310_technology_600_400_2.jpg

前のページ

流れに乗る

次のページ

解散しません!

政経電論の新着記事

  • 地球温暖化で収穫できる魚が変化。北海道白糠町が官民一体となったブリのブランド化への取り組み

    2024.11.6

  • 岸田外交は何を成し遂げたか

    2024.10.21

  • 今こそ求められる「社会教育士」、社会構想大学院大学が新講座を開設

    2024.10.1

  • 中国軍機による領空侵犯

    2024.9.28

  • 90周年を迎えたニッカウヰスキーのこれからの挑戦と課題、そしてパイオニア精神とは【爲定一智×佐藤尊徳】

    2024.8.21

佐藤尊徳

株式会社損得舎
代表取締役社長/「政経電論」編集長

佐藤尊徳さとうそんとく

1967年11月26日生まれ。神奈川県出身。明治大学商学部卒。1991年、経済界入社。創業者・佐藤正忠氏の随行秘書を務め、人脈の作り方を学びネットワークを広げる。雑誌「経済界」の編集長も務める。2013年、22年間勤めた経済界を退職し、株式会社損得舎を設立、電子雑誌「政経電論」を立ち上げ、現在に至る。著書に『やりぬく思考法 日本を変える情熱リーダー9人の”信念の貫き方”』(双葉社)。
Twitter:@SonsonSugar
ブログ:https://seikeidenron.jp/blog/sontokublog/

新着記事︎

  • 女性局フランスへ

    2023.08.04

  • シーリング効果

    2022.12.07

  • ロシア産原油輸入に上限価格設定

    2022.12.05

  • 記事一覧へ
RSSフィード