アメリカ市場急落
2018.02.05
経済
0コメント先週末ニューヨークダウが急落した。
米国の雇用統計で、新規雇用者が20万人増と好調だったが故に、だ。
本当にマーケットという生き物はわからない。
経済指標が好調な数字を出したにもかかわらず、マーケットは逆に売りで反応する。
平均時給も大幅に上がり、インフレ懸念が強まった。それで、アメリカの長期金利が急上昇(債権価格は下落)して、ドルが買われ、株式は大幅に売られた。
いつものことだが、理屈はわかる。でも、経済が堅調なのにマーケットは下落する、という矛盾が起きる。
日本の場合は、日銀が異次元の金融緩和を続けているので(アメリカは引き締め局面で、今後も金利引き上げが想定以上に起きると予想しての下落)、これ以上の緩和政策を打ちにくいし、行き場を失ったマネーが市場(不動産も含む)に滞留していることで、弾けやすい。今日は600円弱の下落だったが、今後調整に向かう可能性が高いと考えている。
好調な企業業績に支えられてはいるものの、決算発表もピークを迎えた後は一旦材料出尽くしで売られ、それに引きずられて大きく調整すると予想している。
年初からの急騰で、一旦の調整は有り得るとは思っていたが、予想外に長引く気がしている。
冬季オリンピック(お祭り)もあるし、杞憂に終わればいいのだが。。